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いよいよ寒くなって来ましたね。おいらのお勤めする身延山の山頂から眺められる富士山や南アルプスの山々も雪化粧をし始めましたおもて順です
1ヶ月ほど前に、お山に現れたヘビキチくんのお話をしました今回はそのお話の続きです。というか、思いがけず最終回になってしまいました。おいらの予定では来年の春、冬眠から目覚めたヘビキチくんと再び感動の再会・・・なんて思ってたりしてたんですが。
実は昨日、11月1日がヘビキチくんと最後のお別れの日になってしまいました。昨日は、日中も何日かぶりで暖かく過ごしやすい日になりましたお客さんの中には、半袖の方も見かける位の暖かさでありました。おいらが日中お仕事でロープウェイで山を下る為に、奥之院境内の石段を下りて行くといつもの場所で、ヘビキチくんもうれしそうに日光浴の最中でした。1時間半程してからまた戻ると、やはり同じ場所で日光浴を続けていたヘビキチくん。いつもは丸く、とぐろを巻いてる事が多かったのですが、全身でお日さまの暖かさを感じたいのか長~くなったままなのでした。あらためて見ると太さはそうでもないけれど、長さは1mはありそうなのでした。「ヘビキチくんよ、今日は暖かくて良かったねと思いつつ、おいらはその場を後にしました。
その日の夕方、おいらはお勤めを終え上司や後輩と最終のロープウェイに乗る為に、再び石段をおりました。この時間にはいつもだとヘビキチくんは巣穴へと戻っており、姿はありません。なのでおいらは、特に気に留める事もなく石段を下りて行きました。その時、後ろから「ギャ~という上司の叫び声が。上司はヘビが嫌いなので、「またヘビキチくんの姿でも見て叫んだのかなちょっとオーバーじゃありませんこと。」と思いながらそちらを見ました。ですが、かすかに「あれ、動かないね。」という声が聞こえたので、おいらもその場所へ戻ったのです。見ると確かに動いてない様子。ほぼ直線になったまま固まっています。ゆかいな仲間のウージーさんが、木の枝でつついてみました。しかし、まったく動きません。どうやら、ヘビキチくんは本当に死んでしまったようなのでした最終のロープウェイの時間も迫っていたので、その日はそのままで帰宅してしまいました。
翌朝、朝1番のロープウェイで出勤途中「へび、どうなったかな?ケモノに食べられてたりして。」とみんなで話しつつ、同じ現場へとむかいました。すると、そこには昨日と同じままの状態でヘビキチくんの亡きがらが横たわっていました。「夕方、急に寒くなったから仮死状態にでもなってただけで、今朝はまたとぐろを巻いてたりして。」と淡い期待もしていたのですが、やはりヘビキチくんは天寿を全うしていたのでした。毎日様子を見ていたお守り売り場のおじさん、ゆう兄ぃも「昨日の午後は動いてたんだけどなぁ。」と悲しげに言うのでした
今朝、ヘビキチくんはゆう兄ぃの手で、よく日向ぼっこしていた場所のすぐそばに手厚く葬られました。小さいながらも立派な墓標も建ててもらいました。おいらもお線香をお供えして、ヘビキチくんの冥福をお祈りしご供養をしました
最初はみんな驚きながらも、毎日のように同じ場所に現れるヘビキチくんにいつしかみんな親近感を抱いていたのでした。お客さんも中にはヘビキチくんを見て驚く方もいましたが、「金運があがりますよ。宝くじが当たるかもしれませんよと言うと皆さん笑ってヘビキチくんを眺めていたのでした。
ヘビは古来から弁財天(べんざいてん)の使いと言われています。あまり気付かない方が多いのですが、実はこの奥之院にも弁財天がお祀りされています。また水神(すいじん)という神さまは、その姿はヘビを使って表わされる事があります。しかも、水神のご縁日は毎月1日。ヘビキチくんの命日も1日。しかも11月の1が3つも付く日でありました。もしかすると、このお山に現れたヘビキチくんも、水神さまか弁天さまのお使いだったのかもしれません。1ヶ月ほどでありましたが、おいら達に楽しいひと時を与えてくれたヘビキチくん。あらためてヘビキチくんにお別れと感謝を伝えるおもて順でありました

注・ヘビが苦手な方は写真を大きくして見ない方がいいかも。
  ヘビキチくんの亡きがら  ヘビキチくんをご供養するおもて順  「さよならヘビキチくん。」byダメいぬコロン
※ヘビキチくんには子供か仲間らしい2匹のヘビがいました。ひょっとすると、その2匹がまた現れるかもしれません。
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