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今朝はおいらがお勤めする、身延山の山頂は8度しかありませんでした。今年初のストーブを使ったおもて順です
前にお伝えした身延山奥之院の大祭が終わると、今度はすぐにお隣のお山、七面山にある七面山敬慎院の大祭がやってきます。このお山には法華経・お題目を信仰する皆さん、また身延山の裏鬼門を守護して下さる七面大明神という神さまがお祀りされています。
毎年、七面山が開かれた前日の9月18日から19日の朝にかけて大祭の法要が盛大に行われます今年はお山が開かれてから713年目となりました。大祭には全国から多くのご信者さんがお参りをされます。今回は日帰りを含め600人ほどのお参りがあり、500人以上の方が宿泊をされたようです。近頃は山歩きやパワースポット巡りもブームになっているからか、一般の登山の方も多いようでした。大祭でお経をあげるのは、主に身延山久遠寺のお坊さんや、身延山の支院・宿坊の住職、副住職ですおいらも、その中の1人として毎年のように参加をさせて頂いています。
七面山の標高は1982m。麓からだと大人の足で普通、3~5時間はかかります。おいらは平成16年から3年間、七面山に勤めさせて頂きました。月平均4、5回は登り降りを繰り返したので、3年間で150回位は登った計算になります。任期を終えてからは、毎年の大祭位にしかお参りできなくなってしまったので、毎年の大祭前には「今年は足が大丈夫かなぁと不安になります。その当時は休憩なしだと1時間30分、途中の坊で休んでも2時間程で登っていました。
最近の運動不足も気になって、今年は早めの朝9時から登り始めました。途中には4か所の坊があり、坊の方に年に1度のご挨拶をします。坊の1つに後輩がおり、その子供も1年ぶりで姿を見たら、急激に巨大化したりしてビックリです心配していたものの、いざ登り始めるとおいらも日頃のお経の功徳なのか11時過ぎには、敬慎院に到着。以前にもブログに登場して頂き、4月からこちらのお山の要職に就いた、ゆかいな仲間のゆうちんにお出迎えを頂いてホッと一息です。
    随身門(正門)をくぐり摩尼殿へ続く参道    敬慎院摩尼殿
おいら達の出番は夕方4時からのお経と夜8時から11時近くまで続く大法要です。まだ時間は4時間ほどあったので、実は登る前から秘かに決めていた七面山の御神木と七面山奥之院にお参りに行く事にしました御神木には勤めていた頃も数回しか行けなかったので久しぶりです。敬慎院から七面山奥院に行く参道はほとんど平坦で、徒歩15分位の距離です。敬慎院には七面大明神や他の神さまが龍の姿となって現れるという一の池という大きな池がありますさらに奥之院に向かう参道の途中二の池という小さな池とお堂があります。(七面山には全部で7つの池があると伝えられます。)先ずは二の池でお参りをしました。そこを過ぎると、参道から下に降りる山道があります。御神木へと続く参道の入り口には看板があり、距離は400mと書いてあります。けもの道のような細い道を進むと、次第に傾斜も急になって行きます。薄暗い森を歩きながら、「これは帰りの登りがきついなぁとちょっぴり心配に。しばらくすると、下のほうに御神木が見えてきました。木の種類はイチイで、かなりの巨木です。(御神木の縁起は七面山のHPを見てね)柵で囲いがあり、高い所にしめ縄が巻かれています。七面大明神もそうですが、この御神木にも不思議な霊験のお話がたくさんあります。以前、おいらの先輩にも夢にこの御神木が現れ助けて頂いた話を聞かせてもらいました。おいらも、久しぶりで御神木の前でお経を唱え、お願い事をしてきました。(何かはナイショ)誰もいない森の中で、大きな声でお経を唱えていると、それだけで気分がよくなってきました。
  二の池とお堂  七面山御神木  御神木の説明
御神木を後に七面山奥之院にもお参りしてきました。こちらには七面大明神がお姿を現したと伝えられる、大きな岩があります。この周りを7回半まわると、願いが叶うそうです。おいらも「7回半?半てどこよ?どこまで周るの?」と思いつつ、他のお客さんと一緒にクルクル周ってきました。
敬慎院の夜のお経は、お堂が人でいっぱいあふれた人が外からお参りをされていました。霊感の強い知り合いの人曰く、「七面さまは割と願いを叶えてくれやすい神さまなのよとの事。その言葉の通り、昔から七面山には熱心なご信者さんが大勢お参りをされます。と言う事は、それだけお願い事も多いという事。大祭では日頃、七面大明神を信奉される方や、お願いごとを叶えて頂いたり、助けて頂いた方の感謝のご祈願がたくさん読みあげられます。時間は3時間近くになる事も。おいら達はその間、正座で座り続けるのです。おいらは割と正座が苦にならないからいいけれど、苦手だったり巨漢のお坊さんにはまさに苦行でも、皆さんのお気持ちを七面さまにお伝えさせて頂く為に必死で痛みをこらえています。お経の後は、特別な日蓮宗独特のよく効くご祈祷と、ご利益がいっぱい詰まった福投げモチが行われます。700個のおモチを投げますが、一つだけ大当たりが当たりが入っていた方には、別当さま(敬慎院のご住職)手書きの貴重な記念色紙がプレゼントされました。
毎年、全国から、中には何日も予定を組まれ2000m近いお山までお参りを皆さんがなさって下さいます。そういった皆さんのお姿を拝して、自身の信仰を毎年振り返り反省をさせて頂いております
七面山から見る富士山やご来光、雲海などの眺望は息を飲むほどの美しさ参道もしっかりと整備されていて、お子様連れでも大丈夫です。お若い方や登山の方も、ぜひ一人でも多くの皆さんが七面山、身延山にお参りを頂ければと思います

    ゆうちんと伝説の大先輩    2時間で登れた事にうかれるおもて順・(撮影はゴウリキーのヒロシさん)
※途中のそれぞれの坊では、お漬物や草団子、おでんなんかもあったりして、登山中も楽しいですよ我が相棒、ダメいぬコロンも一緒に2回、修行の為に参拝しました
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