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暑さ寒さも彼岸まで。このフレーズ、今一体どれ位の人が口にされてるんでしょうか?暖かくなったとはいえ、おいらが勤務するお堂は1982mのお山の上。今朝も雪と氷の中でお経をお唱えしたおもて順です
今朝は久しぶりで感動の場面に遭遇する事が出来ました。そう、それはタイトルにもあるダイヤモンド富士おいらがいるのは身延山のお隣の七面山(しちめんざん)。このお山のお堂では七面大明神(しちめんだいみょうじん)さまという、神さまをお祀りしており、全国から多くの皆さんがお参りに訪れます。そして、お参りとともにもう一つのお楽しみが、富士山とご来光のダイナミックな光景年間を通じて、晴れてさえいれば、素晴らしい眺望を望む事が出来ます。なので、お参り以外にも、この光景を求めて登山客の皆さんもツアーや個人さまで大勢の方がお越しになります富士山とご来光は1年中楽しめるけれど、年に2日だけ特別な日が。それが、今日の春分の日と秋の秋分の日。この春のお彼岸、秋のお彼岸のお中日(1週間お彼岸がある日の真ん中の日です)には、何とご来光が富士山のど真ん中からあがる光景を目にすることができるのです。誰が言ったかその名も『ダイヤモンド富士』。関東周辺の富士山が見えるスポットなどでは、日こそ違えどやはり同じように富士山中央からご来光が拝める日をアピールしている所がけっこうあって、ニュースでもダイヤモンド富士と言ってるのを最近よく見かけるようになりました。
でも、それだけだとただ単にダイヤモンド富士が見える場所でおしまい。この七面山ではダイヤモンド富士にも、特別な宗教的な意味合いもあるようです富士山頂からあがったご来光。その光は、随身門(ずいしんもん)という山門の中央をくぐり、七面山の本殿の真ん中を照らすように、日光が差しこんでいきます。今でこそ、増築された本殿の建物に日光は当たりますが、その昔まだお堂が小さかった時代には、まさに安置されている七面大明神さまのご神体そのものに日が当たり美しく輝き照らしたとか。この場所にお堂が建てられたのも、何かの意図があってこその事だと思います。神道や仏教では太陽や富士山そのものを神さまや象徴として崇め信仰する考え方がありますそうした影響もあってか、実はこの太陽の通り道には多くの寺社仏閣が建てられているのです。この光の道はレイラインと呼ばれ、いくつものパターンがあります。七面山の場合、太平洋上から登ったご来光は、千葉県の上総一ノ宮玉崎神社を通り、富士山、七面山、さらには日本最古の神社である出雲大社を通り、海外の遺跡、仏閣にまでつながるとか。はっきりとはわからないものの、お彼岸の中日にご来光が富士山中央から望め、さらにご神体を照らし出す、こうした不思議な造りには、先師、先人達の不可思議な経験や、私達が推し量る事が出来ない大きな智慧が働いているような気がしてなりませんその昔、この七面山は山伏などの修験道の修行の山でもありました。彼らは修行の場を選ぶ場合、富士山やご来光が望める場所が一つの条件であったそうです。そこには、神仏がおられる天により近い場所で、という思いもあったのかもしれません。
おいらは七面山でダイヤモンド富士を拝んだのは実に10年以上ぶり。今回は実に美しい、ご来光と富士山でありました。大きな声で南無妙法蓮華経のお題目をお唱えしながら、世界の平和と万国、日本の共栄をお祈りしたのでした。時間もあったので、我が子の成長と家族の健康もお祈りしちゃいましたがまだまだ煩悩多き悩めるおもて順ですが、久しぶりで感動した光景でありました。

平成29年3月20日春分の日 七面山でのダイヤモンド富士あがる直前  七面山寶珠殿中央に差し込むご来光  平成29年3月20日春分の日 七面山のダイヤモンド富士
※四季を通じて、素晴らしい富士山とご来光を望めるのが七面山の売りの1つ。未体験の方はぜひ1度登って来て下さいね。ちなみに1000人まで宿泊可能です。これホント
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