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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。って、もう2月になっちゃいますが・・・。新年を迎えても相変わらず多忙なおもて順です気が付けばおいらのブログにもまたまた、更新が1ヶ月されていないと出現する、いやらしい広告の表示が出ていました。困ったものです。
おいらがプチ単身赴任でお隣のお山、七面山のお堂に勤務して以来、早や5か月が過ぎようとしています。山にいても、自分の宿坊にいても、どちらもお仕事になってしまうので結局あまり休めない状況そんな中でも、おいらが体感したり、思った事があるので今回はそれらをお伝えしたいと思います。
お釈迦さまはお坊さん達が修行をする際、たくさんの守るべきルールを決められましたまた一般の信徒さんにもこうあるべきという規範を示されています。例えば、有名な所では殺さない、盗まない、淫らな交わりをしない、ウソをつかない、お酒を飲まないといった所。それらについてはそれぞれ理由があって設けられたのですが、今回はちょっと割愛という事でご容赦を。おいらがここ数か月で特に感じたのは、肉食と子供についてです。もともとお釈迦さまの時代は肉食を禁じてはいませんでした。それは托鉢で皆さんから頂戴した食べ物を頂いておられたから。史実としても頂いていたようです。だからといって開き直って、「おいら達もガンガン食べていいんだもんね~」と言ってるつもりではありませんのであしからず仏教が色んな国に伝わり条件や環境が変わる中で、殊にお坊さんは肉食、生臭ものはダメという考えが生まれました。その中には、殺生にかかわる事だからという点もありますがもう一つ、必要以上の精力をつけてしまい修行の妨げになるといった理由もありました。おいらがお勤め中の七面山のお堂も境内地では生臭物を食する事はご遠慮頂いています。と、いう訳でおいらもこのお山にいる間は完全精進生活なのでありますでも、いたって平気なおいら。20代の頃は肉や魚が好きだったけれど、年を重ねるにつれ野菜好きへと変わって行きました。今では友達にも「おもて順はトマトと梅干しとビールがあれば生きていけるんだよね。お葬式のお供えもそれだけあげてやるよと、よく言われています。でも、このお山を行ったり来たりする内に、おいらの体にある変化が。七面山は標高1982メートルの高さ。夏でも20度ほどでクーラーいらず、でも冬はマイナス20度近くまで下がる日もあります。でも困った事においらは若かりし頃より、重度の冷え症もちなのです。夏でも足先はひんやり。冬はまるで氷のよう。たまにマッサージなどを受けると、「お兄さん、こんなに足が冷たくて女の人みたいだねぇと気の毒そうに言われたりします。野菜でも種類によって体を冷やすもの、温めるものがあります。それでもどうしても野菜だけだと体は冷え気味になっているような。激辛デスソースや、その名も『死神』なる日本で1番の辛さと売れ行きを誇る最強の一味唐辛子をおかずにふりかけて食べたりもしていますが、なかなか足先や体の芯までは温まりません。そのせいなのか、お山に勤めて以来、下山すると不思議と肉類を食べたくなるようになったのです。ただ単に食べたいだけなのか、はたまた身体を温める為の防衛本能的な欲求なのかこんな事は大学生の頃以来なので何だか不思議な感じ。さらに驚く事には山上野菜、下山肉食生活を送っていたら体にある変化が。身長が15センチ伸びて180センチになったのです・・・という事はなく(すいません冗談です)、冷え症が少しずつですが改善されてきたような気配が。これまでおいらは通年、ベッドにもぐっても足先が冷たくて眠れない事がよくありました。しか~し、現在は日中はそうでもないものの、寝る際には足先が冷たい事がほとんどなくなりました。さらには、寝ていて体が内側からポカポカと発熱しているようで、今まで使っていた布団や厚手のパジャマが暑く感じるようになってきました恐らくこれはおいらが肉や魚類を積極的に食べるようになったからだと思います。確かに元気が出て来て、精が付くと修行にも何かと支障が出るよなぁと肉食を禁じた先師の皆さんのお考えが少し分かったような気がしたのでした
もう一つおいらが感じているのは、子供の事。ただ今おいらの子供は愛娘モンちゃんが5歳、長男ジュニアくんが2歳を迎えたとこ。よく言われるけれど、まさしく今が可愛いさかり。プチ単身赴任生活がスタートしてからは毎日会えない寂しさもあいまって、ますます可愛さが倍増し、親バカおもて順になる始末今さらですが世の中のお父さん、お母さん方並みに我が子の可愛さ、愛おしさというものが分かり始めたのでした。でも、我が子を授かったからこそお釈迦様のお気持ちが分かった気も。お釈迦さまは出家される前に子供を授かりました。いざ城を出て出家しようとした時、我が子の誕生の知らせを聞き「障害(ラゴラ)になるものが生まれた」と言われたとか。その時に使用人が障害の所しか耳に入らず、ラゴラ(障害・ラーフラとも)と名付けられたという説があります。確かに我が子はかわいい。可愛くて仕方がない。でもそれは、諸々の執着へとつながり、出家や修行の大きな障害となってしまいます。現に今でも子供や家族を持つと、心情的な事や守る為に財産や社会的な立場等々に執着が出るから私は結婚しないという方もおられます。ですが、お坊さんの妻帯の是非はいったん置いといて頂き、おいら的には我が子、ひいては全ての子供の可愛さが世の皆様並みには分かった気がしてありがたいなぁと感じています。今やお寺は家族の支えなしでは維持できないのが現状。後を継ぐのも世襲がほとんどですから、結婚や家族を持つ事は日本のお寺、お坊さんにとっては重要な問題です。すでにおいらは愛娘モンちゃんに「と~ちゃん、まくら、くっさぁ~などと言われてへこんだりもしていますが、我が子達の可愛さは日に日に増すばかり。あまり執着しすぎて、モンスター親バカにならないよう自分を戒めて行きたいと思っています
なかなかブログにかまっていられず、楽しみにして下さっている皆さんゴメンナサイ。おもて順はこんな事を考えながら、何とか山を上り下りして日々を過ごしています。今年もどうぞご声援の程よろしくお願い申し上げます

モンちゃんとチンアナゴ  モンちゃん・ジュニアくん・親バカおもて順  バースデーパーティー中のジュニアくんとモンちゃん
※そうそう、前回書いていた修理に出した大黒さまのお宮が無事になおり、大黒さまをお戻ししました。無償で修理をして下さった、山梨の朱宮神仏具店様、この場をお借りして厚く御礼申し上げます
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