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4月からはおいらの宿坊も繁忙期がスタートなのだ。季節の変わり目には、愛娘モンちゃんジュニアくん、愛妻やおふくろまで体調がおかしくなってしまい一騒動おいらだけは家族の中で唯一、いつも通りに過ごしているのだ。なんとかは風邪をひかない部類かもなうら順なのだ
おふくろや愛妻は前々から歯医者さんに通院して全ての悪い箇所を直そうと奮闘中なのだ。かれこれもうどれ位通ってるんだろうある時、ひまそうにしているおいらが目障りだったのか、我が家にいて欲しくなかったのか、突然「うら順も歯医者に行って診てもらったほうがいいよ」「そうよ、そうよ。絶対に悪いところがあるんだから」と愛妻とおふくろが波状攻撃を仕掛けてきたのだ。普段はケンカしたり文句を言いあったりしているけど、いざタッグを組むとかなり強敵な嫁姑Wマザーズなのだ毎日続く攻撃においらは降参して、愛妻が予約した日に仕方なく歯医者に行く事に。
歯医者さんに行くのは15年ぶり位。でもやっぱり、あんまり気持ちの良いものじゃあないのだ。待合室に響く、変わらぬあの甲高い機械音。子供の悲鳴と独特の薬っぽい香り。昔も今も変わらないのだでも歯医者は割りと平気なおいら。子供の頃から意外と平気だったのだ。名前を呼ばれイスに座ると、歯科助手のお姉さんが一通り悪いところがあるかどうかチェック。念のためにレントゲンも撮ったのだ。その後、歯医者の先生が説明をしにきてくれたのだおいらと同世代風な先生はおいらと会うなり、「あっ、もしかしてパンフレットに出てましたっけと聞いてきたのだ。そう、おいらは数年前からある町の観光案内用のパンフレットに出ていたのだ。初対面で言われたのは今回が初めて。この先生もただ者ではなさそうなのだ。さて、先生曰く、おいらは虫歯は全くないとの事。でももっと驚きの事実が・・・「うら順さん、歯が無くなってきてます。もしかして歯ぎしりがひどくありませんか」と先生はさらっとおっしゃったのだ。そう、先生の言うとおり、おいらは子供の頃からかなりの歯ぎしりさん。自分でも気が付いていたけれど、歯が磨耗してるよなぁと分かってはいたのだ。先生はさらにレントゲン写真でも解説をしてくれたのだ。昔と違って、写真をライトの前にペタリとかじゃなく、席専用のディスプレイに写真が表示されてかっこいいのだおいらは歯ぎしり重傷者によく見られる特徴的な骨格になってきているとの事。若くしてこんなになってるのも珍しいとか。あんまり驚かれてもうれしくはないのだけれど。でも、仕方が無いのだ。おいらは子供の頃から繊細極まりないデリケートな性質。なので夢の中でも未だに苦しみもがき、それが歯ぎしりになって現れているのだおいらは歯並びも悪いのだけれど、レントゲンで見てもそれが明らか。おいらは写真を見ながら「しっかし、レントゲンで見てもひっどい歯並びですねぇ」と言うと、先生も笑っていたのだ先生はこれ以上ひどくなると神経に触れて痛むとまずいのでマウスピースをして寝ましょうとおいらに言ったのだ。歯ぎしりは治らないので、歯をカバーして少しでも磨耗を軽減するしか方法は無いそうなのだ。
こうして1週間ほどが過ぎ、ふたたび歯医者へ。前回型をとって製作したおいらのマウスピースの初装着となったのだ。おいらはボクシングや格闘技でたまに選手がポロッと吐き出してしまう、フワフワしてそうなものを勝手に想像していたのだでも実際はちょっと違う物。上の歯全体にピッタリフィットする、型通りの透明なカバーのような感じ。クリスタル製の骸骨の歯だけの部分みたいなのだ。これを寝る前につけて朝外すだけ。慣れないと違和感で無意識にその辺にポイっとする人もいるので気をつけてと注意されたのだ。こうしておいらの格闘家もどきマウスピース生活がスタートしたのだ。歯は大事なので面倒だけれど良い子で毎晩装着しているのだ未だに慣れなくて、さらに眠りはグッと浅い感じに。副作用としては夢を大量に見て、かつ鮮明に覚えているという症状が進行中。あとは舌がマウスピースの上あご部分にくっついて気持ち悪いのだ。あとは歯磨きならぬ、マウスピース磨きもちょっと面倒。あぁ、入れ歯を磨く人はこんな気持ちなんだろうなぁと、また1つ大人になった気もしたりして。子供達はマウスピースを付けたおいらを見て笑っていたので良かったけれど、おいらとしてはちょっと情けない感じでへこんでしまうのだ
ひどくなると、がく関節症とかいう、あごがかくかくと外れ、気が付くとあごがビヨ~ンとのびて地面に付いてしまっている恐ろしい症状も起きるなどと歯医者さんで驚かされ、日々恐怖におののいているのだ情けなさと恐怖から逃れる為ますますビールの量が増えそうなおいら。酔っ払ってマウスピースを付けるのを忘れないように気を付けよ~っと。一応、ほとけさまの世界へ旅立つ日まで自分の歯でものを食べる予定なのだ。皆さんも歯ぎしりにご注意を

     おいらのマウスピースとケース   夕焼けにたたずむマウスピース
※おいらがマウスピースに慣れる日は果たしていつの日やら。まだまだ戦いは続くのだ
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