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わ~い、わ~いやりました新年度早々、うれしい出来事が・・・。おもて順です
今年になってお伝えしておりました、志摩房裏山に植樹した紅しだれ桜が、数えるほどですが花を咲かせたのです植樹して下さった親方は、「早ければ来年咲くよんと言っていたのですが、昨日ダメいぬコロンと様子を見に行くとビックリ濃いピンク色の花を、けなげに咲かせているではありませんか。しばし、うっとりと眺めておりました。
初開花の紅しだれ・志摩房 初開花の紅しだれ・志摩房2 初開花の紅しだれ・晴れていると山の向こうに奥之院が見えます
全国の皆さまが、ご供養の為、お子さんの成長を願って、お家のご繁栄を願ってと様々な願いを桜の成長に託して、しだれ桜オーナーになって頂いております。
さて、先日も1件の桜オーナーのお申し込みを頂きました。神奈川県のSさんご兄弟です。Sさんとはダメいぬコロンを飼うきっかけとなった七面山でご縁を頂きました。平成17年か18年の事だったでしょうか。当時、標高1982mの七面山で勤務していた時に、Sさんはお母さん、お姉さん、弟さんの三人でお参りに来られました。ご到着をされたお姿にまず目を奪われましたお母さんはかなりご高齢。しかも日頃もお使いなのか、ボンベの付いた酸素吸入器をお持ちです。普通、大人の方で4~5時間かかる山道です。ここまで来るのにさぞご苦労されただろうと頭の下がる思いがしたのと、強い信仰心のなせるわざに感動した事を覚えています。
メインである夜のお経も終わり、時計も9時をまわった時の事。Sさんのお母さんが急に具合が悪くなってしまいました。私も早速駆け付けると、素人目にもあまり良くなさそうに見えます。上司の判断で、すぐに下山し病院へお連れする事にしました。幸運にもその日は、団体の先導をされてきた強力さん(ごうりきさん・山道を団体さんを先導したり、かごに人を乗せてお参りの補助をして下さる参拝登山のプロ)が4人居られました。事情を説明すると、強力さんは快くお手伝いを引き受けて下さり、かごにお母さんを乗せて下山する事になりました。寺務所からも地元の私とゆかいな仲間のけん坊がお手伝いをする事になりました。
いざ、下山をすると当然ながら辺りは一面の闇懐中電灯の明かりだけが頼りです。Sさんご兄弟、私とけん坊がかごをかつぐ強力さんの足元を照らしますが、昼間でさえ急な山道。なかなか前へ進みません。途中、何度もころびながらも何とか3分の2程を下山。必死の思いで荷物用ケーブルのある坊までたどり着く事ができました。その後、けん坊がお母さんとケーブルに乗って麓まで下り病院へとむかいました。こうしてお母さんは事なきを得、一同ほっと胸を撫で下ろしたのでした
その後Sさんご一家は、身延山、七面山に参拝されると立ち寄って下さるようになり、いつも笑いながらこの時の事をお話しするのでした。
お元気だったお母さんの突然の訃報をお聞きしたのは、去年の10月の事。その後もSさんご兄弟は、お母さんの志を受け継がれお参りに来られます。今回は亡きお母さん、お父さんのご供養の為にと、しだれ桜のオーナーになって下さいました。法華経には一身に佛を見奉らんと欲するが故に、自ら身命を惜しまずとの一説がございます。Sさんのお母さんもご自分の体、命をかえりみず、七面山、身延山にお参りをされた、まさに経文の如き強い信仰心を持ったお方でありました。
皆さんの様々な熱い願い、想いを受けて、しだれ桜は少しずつですが成長し、毎年美しい花を私達に見せてくれる事と思います桜の一本一本に、そんな皆さんの想いが込められているのを感じて眺めて頂ければ幸いです。

桜オーナーさんのプレートはこんな感じ 「咲きましたな。いやはや、今年咲くとは・・」byダメいぬコロン おまけ・身延山の桜の穴場 寺平霊園(てらだいられいえん)の桜並木

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