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7月、8月はおいら達お坊さんは忙しい季節。そう、お盆があるのだ。お盆の起源は実はフランスフランスの信徒さん達もお盆休みが楽しみらしく、「ボン・ジュール」「セ・シ・ボン」「ボン、ヤスーミ」「ボンボン」連発してるのだ。すいません。冗談なのだ。忙しくて、親父ギャグ位しか思い付かないうら順なのだ
日本はただ今、超少子高齢化にまっしぐら。おいらは少しでも歯止めになればと、明るい家族計画を立てた結果、愛娘モンちゃんジュニアくんの一男一女を授かったのだおいらは自分の家族の事で精一杯なのだけど、我が家ではもう一軒、面倒をみてあげないといけない家族がいるのだ。それはおいらの宿坊の池に住む、コイさん一家。今までも何度かお話した事があるけれど、池は2ヵ所あって、現在本堂前の小さな池には錦鯉の子供が20匹ほど、中庭の広めな池にはたくさんのコイやソウギョが泳いでいるのだ
おいらは住職になって今年で15年。その間、池の手入れやコイさん達の面倒をずっとみてきたのだ。今は中庭の池には3つのグループが仲良く住んでいるのだ。1つは多数派の黒コイ一族。2つ目は20匹ほどの錦鯉チルドレンズ。3つ目は海外組の6匹のアルビノソウギョ一家。このうち錦鯉チルドレンズと黄金に輝くアルビノソウギョ一家はここ1~2年の間に加わった新参者。毎日見ていると、それぞれに個性と言うか性格と言うか、習性に違いがあっておもしろいのだ黒コイ一族は多数派で、体も大きく1番長く暮らしてるせいか、何事も大胆でずうずうしい感じ。エサをまいても最初に食べだすし、普段も群れてのんびり泳いでいるのだ。錦鯉は小さいからそうでもないけど、同じコイだからか大きな黒コイにはかなわないものの、積極的にエサに向かっていくのだ。ソウギョ一家はというと、海外組みだからなのか何かすべてが遠慮がち。自国から海外旅行に行っておとなしくしているアウェイな皆さんみたいなのだ。3匹のソウギョは体も池の中では最大クラスだけど、やはり引っ込み思案風。警戒心が強いのか、エサも魚達の一番外側でこっそり食べているのだ
さて、多数派の黒コイ一族には4匹ほどのビッグサイズの親玉がいるのだ。実はこの親玉、おいらが住職になって間もなく池に放したので、もう13~4年は生きてるのだ。当時も割りと大きかったので今はかなりの年のはず。オス、メスの区別は分からなかったけど、どうやら両方いたみたいこの親玉が元になって、現在に至るまで数百匹、もしかすると1000匹以上がこの池で誕生しているのだ。黒コイ、いわゆる真鯉はとっても丈夫。今までたくさんの錦鯉が天寿をまっとうしたけれど、黒コイ一族はほとんどが死ぬ事なく、増え続けてきたのだ一時は大きめな金魚も100匹以上いたりしてすごい事に。黒コイも増えるがままにしておいたので、その時は数百匹の魚がいて、ほとんど養魚場状態だった時期もあったのだ。エサの消費があまりに早く、衛生状態もよくなさそうだったので、その頃から明るい鯉族計画に着手したのだ。方法はいたってシンプル。1匹ずつ釣るだけ気の長~い話だけど、入れ食い状態だったのでおもしろいように釣れたっけ。1度だけ池の大掃除をかねてまとめて獲った事もあるけど、圧倒的においらが釣った方が多いのだ。釣ったコイさん達は周りの宿坊にもらって頂いたり、どうしようもなくて、川に放したりしたのだ。もう6~7年そんな事をしているけど、その間も黒コイ一族は減ってはまた生まれ、減ってはまた生まれというサイクルを繰り返しているのだ。よほど水や環境がいいのか子孫達がボコボコと誕生するのだ。「あ~だいぶ池にゆとりが出来たじゃありませんか。広々と使えて良かったじゃないの・・・」と油断していると、ある日小さな黒い小魚がわらわらと泳いでいるのを発見したりするのだこの池には子宝の神さまでも住まわれているのかも。あっ、でもホントにそうだったりして。かなり前だけど、おいらの霊感先生が「この池には水神(すいじん)さまがいるよ。とっても居心地がいいから喜んでるよ」って言ってた事がうーむ、ひょっとすると黒コイ一族は水神さまに気に入られたのかも。子宝に悩める皆さんにも、そのご利益をおすそ分けして頂きたいのだ。
     中庭の池     釣りキチうら順の釣り道具
最近、黒コイ一族はみんな体格が立派になってきて、存在感が一段と増してきたのだ。何となく見ていて池もキツメな感じが。なので、ひまを見ては久々に釣り糸をたらして、明るい鯉族計画をまたまた遂行しているのだ。最近は黒コイ達も知恵が付いたのか、そう簡単にエサに食いついてくれないのだ。なので1回に釣れるのは1~2匹。釣れるのは20センチ~50センチ位のサイズ。けっこう力も強いのだおいらはと言うと、おもちゃみたいなサイズの竿とリール。小学生の時に使った釣り針で勝負しているのだ。おいらは子供の頃コイ釣りにはまってしまい、毎週末に川に釣りに出かけていたのだ。道具はほとんど処分してしまったけど、ワンセットだけおもちゃ程度の道具だけたまたま残してあったのだ。なのでホントに30年以上前の道具を使っているという訳。でも、これが意外と丈夫で使えてしまうのだ。今見ると、針や糸、おもりはおそらく日本製。さすがメイド・イン・ジャパンなのだこの道具と子供の頃に培った釣りの技術で、数分の勝負になるけどおもちゃみたいな道具でも大きなコイを釣り上げているのだ。でも、けっして楽しい訳ではないのだよおいらは中学生の時には釣りはやめてしまったのだ。お坊さんの道を志した時からは、これまでずいぶん殺生や魚を傷付けていたなぁと反省もしたのだ。でも、明るい鯉族計画の時だけは釣りを解禁。コイさん達の未来の為に、心を鬼にして釣りキチうら順に変身しているのだ。現在は見たところ、黒コイ一族はおよそ30匹位。何とかあと10匹位は釣り上げて移住をしてもらうつもりなのだ。でも、きっとまた生まれてくるんだろうなぁ。自然の営みなのでこればっかりは仕方がないのだ。
ある意味、ぜいたくな悩みで困っている釣りキチうら順なのだ

   前からアルビノソウギョ、黒コイ、錦鯉チルドレン   池を見ながらコイと人間の家族計画についてジュニアくんに講義する愛妻
※不思議な事に錦鯉は増えないんだよなぁ。アルビノソウギョ一家に子孫が誕生するかちょっと楽しみなのだ黒コイ一家と結ばれてハーフの不思議なお魚になったりして
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