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野暮用で江戸に出かけたりしていたら、瞬く間に1週間が過ぎていたのだ。おじさんになると加速度的に時が経つのが早くなって、焦っているうら順なのだ
新緑の時期もすでに終わり、山や庭の草木が生い茂るのも一段落といった感じ。全国的にそうだと思うけど、この季節に草刈や植木の剪定をする人が多いのだおいらのお寺も毎年決まって、今頃に職人さんにお願いしてやってもらうのだけど、現在その真っ最中。広いので数日かけてやってもらうのだ。先日、何を思ったのか愛娘モンちゃんが、「と~ちゃん、今年はまだシカやってないね~。ライトでピカピカ~って」と突然言い出したのだ。何を言いたいかすぐに分かったおいら。一時期、毎晩必ず寝る前に、部屋の窓から裏山にシカがいないか愛妻とモンちゃん、おいらでチェックをしていたのだ。その晩、久しぶりでモンちゃんとシカチェックをする事に。はしゃぐモンちゃんを落ち着かせつつカーテンを開け、2人でいざライトを点けると・・・。何と目の前にメスの大きなシカがいたのだ職人さんが草刈をして道が歩きやすくなったからか、部屋の真横まで来ていたのだ。「わ~、いいたいたと、ハモりながら絶叫してしまったダメ親子。シカというのは自然の中で会っても意外と逃げないもの。このシカも「うるさいわね。もう夜なんだから、静かにおし」と言いたげに、おいら達としばし目を合わせてから、山の上に走っていったのだ。山の斜面を照らすと、ピカピカと光る4つの点が。そう、それはシカの目山にもう2頭いたのだ。この晩は久しぶりでシかを見て満足したらしく、すぐに眠りについたモンちゃんだったのだ。子供達は喜ぶからいいけれど、シカもあまり来られても困るのだ。夜中にガサガサと大きな音を立てて歩き回ると、思わずドロボウと勘違いして起きてしまうのだ。今では慣れたけど、愛妻が江戸から嫁いできた当初は本気でビビッていて、「ねえ、起きて。誰か外にいる。泥棒かもと何度も起こされたっけ。
さて、翌朝おいらはお客さんを送り出すので4時半に起床。布団をあげたり、お風呂を掃除したりと番頭うら順として朝から働いていたのだ。6時過ぎにベランダに行くと、そこには洗濯物を干す愛妻が。愛妻に「おはよっす」と声をかけると、後ろにわらわらと動く物体が目に入ったのだ。それはサルの群れ愛妻は「うるさくて寝てらんないよ。もうモンちゃんとジュニアくんも起きちゃったよ~とゴキゲンななめ。サル達はおいらが起きた後、群れでやって来たみたい。どうやらシカファミリーから、草刈が終わって山道が歩きやすくなったと情報を得たみたい。山道からおいら達の部屋の屋根に登ってはバタンバタンと激しく動き回り、愛妻達はその音で目が覚めてしまったのだ。部屋の周りにはユズや柿の木があるので、サル軍団はそれを目当てにやってくるのだ。今は柿の木に小さな緑の実がなり始めた所食べ頃とは程遠いけど、よほど食べる物が山にないのか、そんな物まで摂っては食べてるみたい。おいら達の部屋の屋根は位置的にちょうどいいようで、サルのお気に入り通り道の1つになっているようなのだ。しかもサル軍団の移動時間はなぜか早朝が多いのだ。まれに日中にぞろぞろと通る時もあるけど、たいていは明け方ユズや柿がピークの時はほんとにすさまじい音で、すぐに目が覚めてしまうのだ。母屋の屋根を夜中に移動していた時は、おふくろが泥棒だと思って確認した事もあったのだ。サルも大きさがさまざま。人間の小柄な大人と同じ体格のサルも少しいるので、そんなのが飛び跳ねるとうるさくてたまらないのだ。きっとむかってきたら、おいらなんかじゃ負けちゃう感じ。他は一族らしく、ちっちゃな赤ちゃんザルから、子ザル、母ちゃんザル、兄ちゃん、姉ちゃん、親戚一同風など大きさも色々なのだ。その数、多い時には50匹位。こんなのが、おいら達の屋根を通過していくので参ってしまうのだ
このシカとサルは平和協定を結んでいるらしく、時折裏山で一緒に草や食べ物を食べている姿を目撃するのだ。山の斜面でサルの群れとシカ家族が散らばって仲良く一緒に食事をしてる風景は、なかなかおもしろいもの。母ちゃんザルが子供を抱きかかえて次の場所に移動したりして、何とも可愛らしいのだ。な~んてのんきな事を言ってる場合でもないのがホントの所。半ばサファリパーク化している現状を、子供達と喜んでいる場合ではないのだおいら達家族の安眠を妨害されるのは困りもの。何せお子ちゃまと赤ん坊がいるので、睡眠をじゃまされるのはとても困るのだ。でも、睡眠位ならまだいいのかも。全国的には畑や農作物を荒らされる被害が深刻みたい。さらに困るのは、サルやシカがある生き物を運んで来る事。それは、ダニやヒル。おいらが子供の頃には近くの山に入ってもダニやヒルはほとんどいなかったのだ。サルやシカが現れるようになって、そいつらも見かけるようになったのだご存知の通り、ヒルやダニは体にくっつき血を吸うのだ。最近ではダニからナントカという怖いウイルスも感染するようなので全くやっかいなのだ。あっ、もしかしてダニ付きザルが屋根ではねてたら、もしかして我が家の中まで・・・・
今の所大丈夫だけれど、そんな事を考えたらますます眠れなくなってしまいそうなのだサルシカ一族との睡眠バトルはまだまだ続きそうな気配なのだ。

シカがいたのは桜の前(今は咲いてません) マイ自転車でシカとサルを追うモンちゃん サル&シカが現れる山の斜面と部屋の屋根
※サルもシカも見かける頻度が年々増えてるのだ。山に帰ってくれんかのう人間がいけないのかもしれないけどね
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