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お待たせしました。おもて順です。早速、前回の続きをお話します。
電話は飼い主Tさんからでした。Tさんは、難しい条件も一切なく、ただ大事に飼って欲しいと言われました。では、ぜひ1度お会いしたいと伝えると、なんと偶然にも2日後にご家族で富士急ハイランドに来られるとの事私のお寺からも1時間もあれば着く距離です。七面大明神のお導きなのか、あっという間に犬とのご縁に恵まれました。その晩、感謝のお経をあげたのは言うまでもありません。
こうして2日後には、私は待ち合わせの場所に車を走らせたのでした。当日、私は初デートをする女性を待つような気分で落ち着きなく、富士急ハイランドの駐車場でTさんを待っていました。すると、ふわふわした毛並みの大きなコーギーを連れたTさんが現れたのです。あいさつもそこそこに、私に近寄った巨大コーギーは寝そべり、お腹を見せ甘えてきました。ムツゴロウさんのように私も、体をなでまくってあげました。「名前はコロン、5才の男の子です。」私は一目で、コロンを気に入ってしまいました。Tさんは、もし気に入ってもらわなければ連れて帰るつもりでおられたのですが、私はその場でコロンの里親になる事を決めました。お別れの時、去りゆくTさん家族にコロンはいつまでも吠え続けていました
お寺に到着しコロンを放すと、初めての土地を確かめるように境内中を走り回りました。裏の中庭には池があり鯉が泳いでいます。コロンが中庭に向かったので私も後を追いました。コロンは池の鯉が気になるのか、鯉を追うように池の周りをぐるぐると走って吠えています。そして、次の瞬間・・・
ドボーン鯉を捕まえようとしたのか、何とコロンは池に飛び込んでしまいました。爆笑する私コロンは短い足をピコピコ動かし、ゆっくり池を泳いでいました。しかし、いざ池から上がろうとすると、足が届かないのかうまくいきません。見かねた私はコロンの両脇をつかみ、池から引きあげてあげました。「ダメだなぁ~、コロンは。」そう言うとコロンは私を見て、すまなそうな顔をしていました。
こうして、ダメいぬとダメ僧侶の生活が始まりました。
数々のコロンのダメっぷりについては、追って紹介させて頂きます。

コロンベロ出し 愛想犬 居眠り犬
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