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あったかいを通り超え、日中は暑い日も。いよいよビールが美味くなり始めましたな「あんたは1年中うまいんだろ」と、言われそうなうら順なのだ
おいらの宿坊に来た事がある方は、多分分かってる方もいるかも。玄関を開けると正面にはほぼ通年、生け花が飾ってあるのだ。男性はそうでもないけど、女性の皆さんはお花が好きな人が多いらしく、「まあ素敵な生け花ですことと到着してすぐによ~く見ている方がけっこういるのだ。しょっちゅう来る宅配便のおばちゃんなどは生け花を毎回楽しみにしてくれているようで、「あら~、今回もいいわねぇ~」としばし眺めていたりするのだ。おいらはそうしたお客さんにいつも、「いやいや、そんなたいしたものではないです。今回のテーマは、妖艶です。一応これでも12歳から華道を習っています」と、生け花の説明をしてあげるのだ・・・。すいません冗談ですおいらは『道』と付くものは近所の近道位しか知らないのだ。この生け花を生けているのはおいらの愛妻。おいらにだまされて嫁いでからしばらくした頃、習い始めてくれたのだ。愛妻も花やお稽古は好きらしく、以来今までず~っと華道のお稽古を続けているのだ。生けたお花は玄関やお客さんの使う広間などに毎回飾って、お客さんに楽しんで頂いているのだそれまでは、鉢植えや花瓶の花程度は置いていたけど、やはり生け花となると、ちょっとばかり華やかさが違うのだ。鈍感なおいらでもそう思うのだから、恐らくお客さんや殊にお花好きのお客さんには喜んで頂けてるんじゃないかしら。ちょっと高級なお店や、新装開店のお店なんかで生け花なんかがあると、やはりはっとする人も多いと思うのだ。お花の力はなかなかあなどれないかもおいらもお仕事柄思うけど、普段からほとけさまや神さま、亡くなった方にもお花をお供えするしなぁ。お花には古来から今も代わらず、人々の心に訴える何かがありそうなのだ。日本では華道なんてレベルにまでまさしく昇華しちゃってるし
さて、愛妻が習っている流派は『小原流』(おはらりゅう)。おいらは華道についてはまったくうといけれど、国内のみならず、海外でも広く伝わっている流派のよう。やはり流派によって生け花も特徴があるみたい。お客さんでたまに愛妻の生け花を見ては「これは小原流かしらねとずばり言い当てる人もいるのだ。そんな方にはおいらはなぜかうれしくなって、「ささっ、まあビールでも」と言って話し込んだりしているのだ。我が家には華道をたしなむ者がもう2人いるのだ。1人はおいらのおふくろ。おふくろは最近はお疲れなのですっかり愛妻任せだけど、秘かに華道の免許を持っていたりするのだ。本当はスターウォーズのヨーダみたいに実力を隠しているだけのようなのださて、もう一人はというと、そう何を隠そうお・い・ら・・・ではなく、何と愛娘モンちゃん。モンちゃんは2才を過ぎた頃から、愛妻の華道のお稽古におじゃまするようになったのだ。最初はくっついていただけだけど、次第にはさみが使えるようになると花を切ったりし始めたモンちゃん。今度は先生がモンちゃん用に花を持ってきて下さり、花瓶にお花を生けるようになったのだ。これまで数作品を手がけ、その驚きの才能に海外のバイヤーが目を付け、かのサザビーズオークションでは3歳にして10万ドルの値が付いたのだ。またまたすいません。ふざけてしまいましたモンちゃんはどうやら華道のおけいこが楽しいようで、愛妻のお稽古中も横にピタリとはりついて作品が仕上がるのを見ているのだ。たまに、じゃまもしてるけど。愛妻が終わると今度はモンちゃんの番。先生の言う事を聞きながら、お花を切り、花瓶に生けているのだ。途中もお水を運んだり、花瓶を運んだり。何だか楽しそうにしているのだ。普段も外に行ったり、テレビで花を見ると「わぁ~きれいなお花だねぇ~。とーちゃんなどと普通に言うので、どうも子供ながらにお花が好きなよう。3歳でもやっぱり女の子なのだ。良かったなぁ、おいらに似なくて。そんなモンちゃんの為に、少しでも豊かな心を身に付けてくれればと、今回正式にモンちゃんも会員入りをしたのだ。3つ子の魂百までと言うけれど、その通り華道を通して素敵な感性を養い、魅力的な女性になってくれればと思うのだ。ん~、ちょっと気が早いかな
本日のお稽古では、モンちゃんはちょっと物足りなかったみたい。「もっといけたい~。もっといけたい~と言っては、先生と愛妻を困らせていたのだ。これからはモンちゃんの作品もあるので、楽しみが2倍になったうら順なのだ。

愛妻のお稽古を見守るモンちゃん 愛妻とモンちゃんの作品・左がモンちゃん・右が愛妻 お花を生ける、お稽古中のモンちゃん
※華道を習い始めたモンちゃん。おいらはいちおう、仏道を研鑽中なのだ
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