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万年寝不足状態のおもて順ですもともと眠りが浅く、熟睡って何だったっけ?といった状態がもう20年近く続いているおいら。さらにジュニアくんが帰ってきてからは、川の字ならぬ親子四列でお寝んねしているので、もう大変。ジュニアくんは2~3時間ごとに目を覚ましては、ミルクタイムやおむつ交換。愛娘モンちゃんは愛妻が帰ってきてホッとしたのか、いなかった時の不安が蘇えるのか、夜中に突然奇声を発したりして、その度に目を覚ましまともに寝ていられません。とは言え、おいら的には眠れないのはさほど苦ではなく、きっと今しかないであろう我が子達の声や寝ぼけ顔を見てはこの瞬間を楽しんでいます
子育てに奮闘しつつも、おかげさまで本年も志摩房の報恩法要&さいじょうさまの大祭を無事に終える事が出来ました今年はおいらがどこにも勤務していないので、「むははは。時間たっぷりありますぜ。のんびりビールでも飲みながら準備しますかな」と余裕をかましていたら、出産やら育児に時間をたっぷりと使ってしまい結局いつも通りギリギリまで仕度に追われていたのでした例年お話させて頂いていますが、この行事はおいらのお寺にとってとても大事な行事。このお寺を開かれた日傳上人(にちでんしょうにん)の祥月ご命日に合わせ、さらにご守護神としてお祀りしているさいじょうさま(最上位経王大菩薩)をはじめとした神さま、ほとけさま、ご先祖さまに報恩感謝のお経を捧げるのです。今年は日傳上人が亡くなられてから711年目、また志摩房が開かれてからは740年目となりました。実はお寺といっても、会社などと同じように無くなったり合併したりといった事が起こります。ですから740年間続いているお寺をお預かりしているというのは、ちょっとしたプレッシャーもあるのが本音ですから、毎年の報恩法要・大祭ではまた新しい1年を迎える事ができたとホッとします。しかし、お寺は住職やお坊さんだけでは成り立ちません。ほとけさまや神さま、見えないご先祖さまの霊魂などの不思議なお力、お檀家さん、信徒のお力、陰に陽にかかわるさまざまな方々の支えによってお寺は成り立っているのです。おいらのお寺では、報恩法要&大祭では20名ほどの世話人さんと呼ばれるスタッフの方々が中心となって、準備から片付けまでお手伝いをして下さっています。こうした皆さんのお力添えを頂き、おいらのお寺もまた1年歴史をつむぐ事ができましたこの日は感謝そしてまたさらなる未来へのお願いも込めてお経を捧げます。ですから、おいらだけでなく大勢のお坊さん、さらに一般のお客さんにもおみえ頂いて一緒にお経や南無妙法蓮華経のお題目をお唱えして頂きます。おいら1人で唱えるお経も、10人なら10倍、100人なら100倍のお経に。お経はほとけさま、かみさまのご飯であると言われます。ですから、せめてこの日だけはおなかいっぱいになって下さればと思うのです
お参りにいらして下さった皆さんには、ささやかながらお寺からお楽しみイベントがあります。ここ最近は開運グッズ、焼き鳥やタイヤキ引換券などの福豆まきや、福袋争奪じゃんけん大会、そして奉納落語など。笑いは皆を幸せな気持ちにします。なので、おいらは笑いの布施を皆さんにという事で毎年落語の奉納をさせて頂いていますずっと落語家さんや講談師の方をお招きしていましたが、今年はちょっと趣向を変えてみました。それは『なぜか真冬の奉納怪談』と銘打った怪談ばなし。ただでさえ冬で寒いのに、ますます寒くさせてどうするんじゃと自問自答したものの、楽しそうなのでお願いする事にしました。実はこの怪談の話し手はおいらの後輩のお坊さん。お名前は三木大雲(みきだいうん)さん。京都の蓮久寺というお寺で住職を勤めるかたわら、本を書いたり、公演をされています。大学時代にお坊さんの基礎を学ぶ専門の寮でともに4年間修行した仲間でもあるのです。ある時、近所に住むゆかいな仲間の後輩、プリーストタイガーくん「おもて順さん、同級生の三木くんが本出しましたよ。全国で公演もしてるようです。先日も都内で聞いてきましたけど、めっちゃサイコー。クールなうえに、話を聞いたらお客さんもブルブルクールでしたよと教えてくれたのがきっかけです。なぜ怪談なのか?実は彼には霊感があり、幼い頃から不思議な体験をたくさんされているのです。ですから怪談といっても自身が体験した事実ばかりで、お話は超リアル。しかしお坊さんだけにただの怪談ではないのが彼の持ち味。お坊さん的な法話のエッセンスも交え、聞く人も納得の怪談法話となっているのです。今はみなさんから怪談おしょうと親しみを込めて呼ばれているそうです。とても久しぶりにあった彼は、昔よりもふっくらとして元気そうでした。大変忙しいという事でしたが、当日は原稿締め切りの合間をぬって駆けつけて下さり、お客さんに怪談法話を披露してくれました残念ながらおいらは聞けなかったものの、お客さんからは「こわおもしろくてとっても良かった」「ぜひ本を買って読んでみます」とかなり好評なようでありました。
大祭法要の最後の祈願では、皆さんの色んなお願い事とともに、おいらと愛妻でジュニアくんの無事誕生のお礼をお伝えしました。しかし、ここで愛妻が最後に3ヶ月ほど入院していた際の色んな想いが一気に湧き上がってきて、不覚にも声をつまらせ涙してしまったおいらちょっぴりお見苦しい所をお見せしたものの、今年も何とか報恩法要&大祭を終える事ができたのでした。本年も皆さまお参り頂き、誠にありがとうございました

三木くんをご紹介するおもて順 三木大雲 著書 照明を落として怪談法話中の三木くん
※怪談おしょうならまだ良いけれど、ビールおしょうと呼ばれないように気を付けよ~っと
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