Menu
寒いものの、寒さには結構強いおいら。でも、誕生したばかりのジュニアくんと愛娘モンちゃんが風邪でもひきはしないかと毎日ビクビクしているおもて順です
前回、念願のおいらと愛妻の第2子、ジュニアくんが誕生したお話をしました。最後においらは喜びよりも、「まだ信じられない」とか「夢のよう」といった気持ちの方が強いかもと綴りました今回はその事についてお話を。今からちょうど1年前の事。実はおいら達にはモンちゃんに続きすでに第2子を授かっていたのです。この頃おなかの赤ちゃんは3ヶ月ほど。しかし、ある日定期健診を受けに行くと赤ちゃんは悲しい事におなかの中で天寿を全うしていたのでしたモンちゃんの時にはとても順調に出産まで到ったので、愛妻とおいらは信じられずこの時のショックはかなりのものでありました。流産の原因はほとんどが赤ちゃんの生命力によるものだとか。お医者さんにそう言われても、やはり親としていたらなかった事があったのではないかと、どうしても自分達を責めてしまうのでした。赤ちゃんを埋葬し、ご供養を続け2ヶ月ほどした4月の末頃、あるお坊さんがおいらの宿坊に泊まりましたこの方とお話をしているとふと子供の話になり、先ごろの出来事のお話もしたりしたのでした。するとこのお坊さんが「お上人、観音経(かんのんぎょう)をあげなさい。観音経をたくさん、たくさんあげなさい。そうすればまたすぐ授かるよ」とおいらに力強くおっしゃったのでした。
この頃おいらは、まだ身延山山頂のお堂、奥之院思親閣(おくのいんししんかく)の6年続いた任期も終わり、自分のお寺での朝の勤行もじっくりと行う事が出来るようになっていました。毎朝1時間から1時間半ほどお勤めをしていたものの、確かに観音経はたまにしかお唱えしていませんでした。しかし、この時はこのお坊さんの言葉が妙に心に残り、おいらは次の日からさらに時間を割いて勤行でいつものお経のほかに必ず観音経をお唱えする事にしたのです観音経とはおいら達の宗派、日蓮宗でお唱えする法華経(ほけきょう)というお経の中の一章です。28章からなる法華経の25番目のお経です。正式には『観世音菩薩普門品第二十五』(かんぜおんぼさつふもんぼんだいにじゅうご)ここでは観世音菩薩、いわゆる観音(かんのん)さまのさまざまな功徳がたくさん説かれており、その中には功徳の一つとして子供を授けて下さる事も記されています。こちらがその一節。「若有女人 設欲求男禮拝供養 観世音菩薩 便生福徳智慧之男 設欲求女 便生端正有相之女 宿植徳本衆人愛敬 無尽意観世音菩薩 有如是力」(もし女人あってたとい男を求めんと欲し、観世音菩薩を礼拝し供養せば、すなわち福徳・智慧の男を生まん。たとい女を求めんと欲せば、すなわち端正有相の女 むかし徳本を植えて衆人に愛敬せらるるを生まん。無尽意、観世音菩薩は是の如き力あり。)とあります。すなわち、もしも観音さまを敬い供養を施せば、男の子を望む人には福おおき智慧の豊かな男の子を授かります。女の子を望めば容姿端麗で徳を備えた心根の良いみんなから好かれる子を授かります。といった内容ですまた、おいらのお寺には大きめな観音様の尊像があるので、そちらにも毎朝お茶やお水などをお供えし、子授けの祈願をするようにしました。
それから一ヶ月ほど過ぎた頃、愛妻から驚きの報告が。何と愛妻のおなかに3人目の新しい命を授かっていたのでしたおいら達はよく「三七日の修行」と言う事を言います。これは37日間ではなく、3かける7で21日間の修行という事。法華経の中にこの日数の修行の事が説かれるので、さまざまな修行などの目安にしたりしています。おいらもこの時は外泊もしていたので厳密に毎日お経をあげてはいません。数えてみると観音経をお唱えしたのもちょうど21日位。こうした事実においらは驚き、すぐにお礼のお経をまたまたお唱えしたのでした。それからは毎日がお経と緊張の日々でありました。前回の事もありまた年齢的にも最後のチャンスかもしれないという事もあって、我が家は厳戒態勢。最後の3ヶ月間は、これまでブログでもお伝えした通り入院生活となってしまったので、大変な毎日でありました。しかし、人間万事塞翁が馬。赤ちゃんと愛妻の事を考えれば、寒い冬の時期に我が家にいるよりも設備の整った病院にいる方が結果的にも大安心だったのでした予想外だった突然の入院生活となったものの、今考えると赤ちゃんと愛妻の事を想って下さった観音さまやほとけさまの優しいおはからいだったのかもしれません。
悲しい出来事から、ジュニアくんの誕生にいたるまで、次々と起こった出来事においらはやはり不思議な力が働いているとしか思えないのです。体調、年齢、色んなタイミング等々、リスクの方が多い中で元気なジュニアくんを授かる事が出来たのは、おいらと愛妻にとってはまさに仏教的奇瑞(キリスト教だと奇跡かな)今回はあのお坊さんを通して、我が家の観音様が手伝ってあげるよと、手を差し伸べて下さったのかもしれません。あのお坊さんの言葉を聞かなかったら、観音経もさほどお唱えしていなかったと思います。今まで、どうしてこの観音様はうちのお寺におられるのだろうとずっと思っていました。実際、今までおいらは自分のお寺の観音様には特別なお願い事はした事がありませんでした。ほとけさまや神さまにも、人と同じように得意、不得意があるのかも。世間には色んな観音様がおられますが、ひょっとするとこの観音様は子授け観音様かもしれませんね
ちっちゃなちっちゃなジュニアくんを抱っこしつつ、この所ようやくホント授かったんだと実感が沸き始めています

  志摩房の観音さま 「もっと寝かせてくれよ~」byジュニアくん 観音さまアップ
※観音様にお参りされたい方はいつでもいらして下さいね。皆様にも子宝を授けて下さるかもしれませんよ

  • -
  • -