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ただ今おいらの宿坊は真夏の繁忙期。おかげさまで連日、団体様にもお泊りを頂きすっかりスーパー番頭さん化しているうら順なのだ
今お泊りの団体さんは早起きをされて身延山に登詣参拝されるのだ。その起床時間は何と2時半位。なのでその前に番頭うら順は起きて電気などを着けたりしないといけないので2時すぎには起きるのだ。慢性浅い眠り病のおいらにとって、これはあまり苦にならないのだ。いつもよく眠れないのでこんな時間に目が覚めると、3時間ほど読経をしたり、読書をしてるのだ。すいません。読経は冗談です。朝にしてますけど
今回おいらが目を覚まし、大玄関に向かうとある異変が。それは甲高い防犯ブザーの音。「またかよ。懲りないなぁ」と、すぐその状況を飲み込めたおいら。またまた来たのですね。賽銭ドロが以前にもブログに書いたけど、もう賽銭ドロとの戦いは有史以前から続いていて、こちらもほとほとめんどくさいのだ。人間の悲しい性なのか、人類が滅ぶまで窃盗という行為は無くならないのだ。お釈迦さまの時代から「盗むべからず」5つの重要な戒律にも入っているように、何か人間が最も過ちを犯してしまいやすい行為の一つなのかもしれませんね門前にあるさいじょうさまに行くと、賽銭箱に手をつけた跡が。しかし、防犯ブザーに驚いたのか盗まれた跡はなく慌てて逃げ去ったよう。これからお客さんを送迎したり、お風呂掃除やこまごまとした作業があるので、はでにやられていなくてホッとしたのだ。そう思っていたら奇跡的にパトカーがやってきたのだ。あとで聞いて分かったのだけど、どうやらご近所さんが防犯ブザーを聞いて通報して下さっていたとの事。とてもありがたいのだ。やはり防犯は地域で見守りが大事なのだ。
おまわりさんに事情を話すと、これから指紋や足跡をとると言う事に。おいらはお客さんの準備があるので一旦その場を失礼したのだ。準備の合間に現場に行くと、今度は本格的に鑑識の方もやってきていて、すっかりテレビで見るような事件現場みたいになっていたのだ。おいらがお話しすると、おまわりさんも「こちらもぜひ何とかしたいと思ってるところです」と賽銭ドロへの怒りをあらわにおいらに語ってくれたのだ。時代なのかここ最近ひんぱんに身延山だけでなく周辺にも賽銭ドロが多発しているようなのだ。しかも、それは次第に悪質なものにまったく困ったものなのだ。
それにしてもおまわりさん達のお仕事ぶりはじつにかっこ良かったのだ。おいらとあまり変わらない年齢のおまわりさんが3人だったけど、ものごしもお仕事ぶりもさすがプロで、おいらは不謹慎ながらその姿をしばし眺めていたのだ。「こうやって日本の治安は守られているんだな」とプチ感動したおいら。心の中で感謝とエールをおまわりさん達に送ったのだまぁ当たり前の事なのだけど、指紋や足跡なんてのもはっきりと分かるものなのですね。「見やがれこれが証拠でい。おまえの指紋と足跡とうりふたつでい」と言われたら「ははぁ。さようでございます」とひれ伏してしまいそう。さらに今では防犯カメラなんかもあるので、守る側も心強いのだ。詳細は言えないけれど今回はばっちり撮れてるから意外と早く捕まるかも
2時間ほど作業をして頂きおまわりさん達は帰られたのだ。どうやらご家庭もおありのようで、真夜中に働くパパ同士、おいらは握手でも交わしてお別れしたかったのだ。近頃は朝4時位には外もうっすら明るくなる季節。おいらが門前でおまわりさん達とお話している時に何台も車が身延山の参拝の為に通っていたのだ。時間も時間だからその人たちから見たら、おいらはおまわりさんに職務質問を受ける不審者に思われたかも
お客さんが戻られる前に仮眠でもしようかと思ったけれどすっかり目も冴えてしまい、そのまま布団あげやお風呂掃除に向かい、いつもの日常作業に戻ったのだ。この日は賽銭ドロのせいで早朝、いや真夜中から疲労が倍加してしまったうら順なのだ。果たしてこの夏を乗り越えられるのかしら

      事件現場のさいじょうさま     犯人の指紋たっぷりの一升瓶。『逮捕しちゃうぞ」
※1円でも1億円でもお賽銭は皆さんの色んな思いや願いが込められた尊い浄財。ほとけさま、神さまへの捧げもの。それを盗むのがいかに罰当たりな事かいい加減分かってほしいのだ。無理だろうけど・・・
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