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お勤めしていたお山の残務整理も終わり、ホッとしているのだ。気が抜けて燃え尽き症候群になっちゃったりして。そんな気の緩みに喝を入れる為、あるものを食べに行ってきたうら順なのだ
それは何かというと・・・そば「は?そばでどないして喝入れまんねん?」と思われた皆さん、そばはそばでもただのそばではないのだ。それは『辛味そば』というメニュー。こちらを頂くことが出来るのは身延山から車で5分ほどの所にある、『聖人そば房たつみ』(しょうにんそばぼうたつみ)さん。ちょうど、身延山と身延駅の中間地点くらいにあるのだ。おいらが中学生か高校生の頃にはすでにお店があった記憶があるので、かれこれ20年以上は営業されてるのでは。あまり記憶が定かではないけれど、その当時は喫茶店で同級生のマキ姉さんがパフェの乱れ食い女子高生風なんて事をしてたような気がその当時からおそばも出されてたのかもしれないけれど、おいらが行くようになったのはもっと後の事。10年ほど前に我が家に戻って来てからなのだ。その時には、もうおそばが普通にあって、何度か行ったりしていたのだ。店名にもかかげてあるだけに、こちらのおそばはなかなかの本格派。お店の入り口では店主さんがおそばを打つ姿をガラス越しによく見かけるのだ。
聖人そば房たつみ・入り口 本日のおすすめ おそば膳 店内
おいらがこちらで頂いて衝撃を受けたのが、最初にお話した辛味そばなのだ。辛味そばというとそう、そばの風味とさらに大根おろしの辛味を楽しむ一品ですね初めてたつみさんの辛味そばそばを食べた時、それまでのおいらの辛味そばの概念ががらりと変わってしまったのだ。ちょっと記憶が定かではないけれど、その時は、一枚皿に冷たくしまったそばにつゆがかけられ、すでにおろしが乗っていたのかな~?ちなみに今は別の小皿におろしが添えられてくる形式。ともかく、最初の時はもう全部のおろしをそばとつゆにあえて食べたのを覚えているのだ。一口すすったおいらは、冷た~いそばの食感と香りにうっとりした・・・と思ったのも束の間、次の瞬間じわじわじわとこれまでに経験したことの無い強烈な大根の辛味が襲ってきたのだ。辛味は舌から口の中一杯に広がり、鼻から外にまで一気に駆け抜けたのだ。こう書くと何だかおいらがまるで嫌がってるようだけど、まったくその逆。前にもお話したようにスパイスジャンキーのおいらは、一口すすってその辛味と旨みにはまってしまったのだ。辛い物は大好きなおいら。タバスコやデスソースといったトウガラシ系の辛味はおいらの中ではどちらかというと、イケイケ凶暴的なイメージ。でも、大根の辛味というのは何ともおくゆかしいとうか、辛いんだけれど、さわやかな辛味というかやさしいイメージなのだ。とは言っても、たつみさんの辛味そばの大根はなかなかの辛さだけど
メニュー メニュー2 とりもつ煮
今回も久々にその辛味を楽しもうと、辛味そばを注文。この日は朝ごはんぬきだったので、一緒にとりもつ煮もお願いしたのだ。待っている間、玄関の方からはご主人がそばを打つ音と、そばを切る時の包丁がまな板を打つ心地よい音が聞こえてきたのだ。最初にとりもつ煮が登場。こちらのとりもつは初めてかも。甘辛い味付けは、とりもつ煮の王道。スタンダードなおいしさなのだ。そばを待つ間、一口、二口ととりもつ煮をつまんでいると、悲しい性かやっぱりビールが欲しくなってしまったのだ奥の方から大根をする音が聞こえてきて、ますます食欲がそそられるのだ。おいらは店内にあった『雲盗り暫平』の漫画を片手に、よい子にしておそばの到着を待ったのだ。一話読み終えた所で、真打の辛味そばが運ばれてきたのだ。一枚皿にもられ、おつゆがかかったそばの上にはかわいい菜の花のトッピング。きんぴらの小鉢と、大根おろしの小皿が添えられてきたのだ。見た目はごくごく普通の大根おろし。「でも、もうだまされませんぜ、最初の時はちょっと油断しただけですぜ」と、ひつじの皮をかぶったオオカミ的な大根おろしにおいらは心の中でささやいたのだ
まずはそれぞれの風味を楽しもうと、そばを一口。美しい手打ちの細ぎりのそばはのど越しも最高。おつゆも濃すぎず、お出汁の香りが効いているのだ。ポカポカ春陽気に冷たくしまったそばは何ともぜいたくな気分。そしていよいよ大根おろしへ。「もしかして今日はそんなに辛くなかったりして」と思いながら、はしでひとつまみしたおいら。口に入れると、そんな心配も何のその。いつも通りに大根はきっちりと、辛~い大根さんだったのだ今度は大根をそばとちょっとずつあえて食べる事に。最初はおろしを少なめに。今度は多めにと、そばとおろしのバランスを変えて、交互に楽しんだのだ。辛い物は総じてだけど、やはりあとをひいてしまうもの。「あ~辛い。でもウマイあ~でも辛い。しかしウマイ」と言いながら、辛いけどもうちょっとだけ、もちょっとだけと、また食べたくなってしまうのだ。これにビールでもあったらもう最強。止まらなくなっちゃうかも。大根おろし的には最強に辛いんだけど、今回も瞬く間に食べてしまったうら順なのだ。
身延山にお参りのあとは、聖人そば房たつみさんの辛味そばでもうひと刺激がおすすめなのだ

     辛味そば一式   そばアップ
     超辛大根おろし   こんな感じで食べたのだ
聖人そば房たつみ
山梨県南巨摩郡身延町梅平2475
TEL 0556-62-2363
定休日  水曜日
定 員  テーブル3席位&カウンター
     (詳細はお問い合わせを)


※メニューはその他にもまだまだあるのだ。この季節お花見の後に、しめの日本酒とそばなんてのもおつでいいですね
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