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ウグイスが鳴き始め、しだれ桜も1輪だけ咲いているのを発見。着々と春が近付いて来て、ウキウキしているうら順なのだ
「は~るになれば、春になれば 氷(しが)こも解(と)けてどじょっこだの ふなっこだの・・・」の歌のように、おいらが住む身延のお山でも動物達の動きも活発になってるようなのだ。つい先日はおいらが我が家の庭にいると、急に建物のかげからタヌキが現れ、おいらの目の前をトコトコと横切り隣家の裏山へと走り去っていったのだ思わず「あ~タヌキ~」と叫んでしまったおいら。大きさはネコ位でやせ気味。エサがなくておいらのお寺に探しに来たのかも。でも、動きが猫のように素早くなくてどこかのんびりとおまぬけ風で、おいはタヌキの後姿を見ながら笑ってしまったのだ
その前にはあるほかのケモノがおいら達を楽しませてくれたのだ。そのケモノとはニホンカモシカその日はいつものように、おいらはゆかいな仲間達とともに身延山頂のお堂に出勤の為、身延山ロープウェイの山麓駅でロープウェイに乗ろうとしていたのだ。すると、誰かが前方にカモシカを発見。川を挟んで向こう岸の堤防の前に黒い物体が座っていたのだ。おいら達は見慣れているので間違えないけど、たまにお客さん達が見付けると「あっ、クマよ。クマ」と興奮してロープウェイ内が騒然となっていたりするのだ。そんな時はおいらは夢を壊さないように「ぐあ~。クっ、クマだガオ~。シャケも咥えてるみたいだぞ~とその場を盛り上げてあげる事にしているのだ。この時はゆかいな仲間の長老が高性能デジカメを持っていたので、その場で撮影。確認するとやっぱりカモシカで、頭に小ぶりだけどかっこいい角が生えた、かわいくもりりしいお顔をしていたのだ。
   堤防の上に寝そべるカモシカさん   満面の笑みを浮かべるタイガーくんとカモシカさん
このカモシカ、何とそれから数日の間、同じ場所一帯をしばらくウロウロとしていたのだ。ロープウェイの行き帰りに見ると、やっぱり同じ場所で座ってはのんびり日光浴でも楽しんでいるかのよう。時にはのそのそと動きながら、草を食べたりしていたっけまたある時は驚きの行動にも出たみたい。おいら達がロープウェイで帰る時に、美魔女のロープウェイガイドさんが興奮しつつ教えてくれたのだ。美魔女ガイドさんによれば、その日は何とカモシカは川を渡ってロープウェイの乗車場のすぐ横にある池のほとりまで来たのだとか。しかも、職員さん達が近寄っても逃げる訳でもなく、しばらく池のほとりで優雅に池を眺めていたらしいのだどうも聞いた所ではカモシカは目が悪いらしく、1メートル位近付いてようやく逃げたりするとの事。それでも大型犬よりも一回り位大きいので、1メートルまで近付くとちょっと怖いかもレトリバーとかなら喜んで近付いて来てペロペロと顔を舐められるぐらいかもしれないけど、野生のカモシカだと逃げてくれればいいけれど、角をこちらに向けて突如猛ダッシュで突撃してきた・・・なんて事もあり得そうだし。それでも、この時は何人かでからかって、ようやくカモシカには退散して頂いたそうなのだ。このカモシカがいる所は、下に向かうとおいらの先輩のお寺の敷地に通じているのだ。なので、たまたまそのお寺の先輩に会った時に、このカモシカの話をすると先輩もやはりこいつの事を知っていたのだ。何とカモシカは夜になると、先輩のお寺の境内にもいたのだとか。夜、先輩が庭に出ると暗闇の中からふいに目の前におっきなカモシカが現れたらしく、驚いてしまったとかなかなかあちらこちらで人騒がせなカモシカさん。そして、ついにおいらにもカモシカさんと接近遭遇するチャンスが来たのだ。
その日おいらはみんなで帰りのロープウェイに乗っていたのだ。もうその時は行き帰りに、定位置にカモシカがいるかどうか確認するのが日課になっていたのだ。するとその日は何と対岸の堤防の上に座って、まるでおいら達の帰りを待ちわびていたかのよう。おいらは「これはチャンス。ゆくぞタイガーくんとちょうど居合わせた、ゆかいな仲間のタイガーくんを誘いカモシカのもとへ向かったのだ川を渡り、カモシカに近付くおいら達。逃げられないよう、ゆ~っくりと近寄っていったのだ。教えてもらったように、やはり逃げようとしないカモシカさん。おいら達はこっそりとデジカメやスマホを取り出して、交代で記念にカモシカさんと記念撮影をしたのだ。タイガーくんが「うら順さん、10度、20度、30度、スマイルと、お気に入りのマック赤坂さんのポーズを要求したので、おいらは年甲斐もなくマックポーズでカモシカさんと写真に納まったのだ。タイガーくんもアラフォーとは思えない満面の笑みを浮かべながらカモシカさんと記念撮影。おいら達はその後も、数メートルの距離まで近寄って、写真を撮りながら、まじまじとカモシカの姿を眺めてみたのだ。「タイガーくん、もっと近くに行って頭をなでてみようか?」 「いやいやそれより私が馬乗りになって、ロメロスペシャルを決めるので、そのすきに首輪をつけてお山に連れていってペットにしましょうと、しばしアホな策を練っていたおいら達。そんな二人に気付いているのかいないのか、カモシカさんは意に介せず変わらずその場にジーッとたたずんでいたのだ。
すぐ近くで見たカモシカはやはりけっこうな大きさだったのだ。顔も精悍だし、角も小さいけどしっかりした感じなので、もしも向かって来たら恐そうなので、もっと近くまで行けそうだったけど、意外と臆病なおいら達は記念撮影を済ませ、おとなしくカモシカさんとお別れしたのだ。それからしばらくして姿が見えなくなったカモシカさん。今でもロープウェイに乗っていると、カモシカをよく目にするけど、きっとその内のどれかなんだろうなぁ。落ち着かない麓のでの暮らしより、やはりカモシカは山の中がお似合いなのだ。身延山ロープウェイにお乗りの方は、よ~く目を凝らして下を見ていてほしいのだ。割と見落とす方が多いけど、かなりの頻度でカモシカを見る事が出来るのだ


   おいら達を気にしないカモシカさん   マックポーズのうら順とカモシカさん
※ニホンカモシカは天然記念物。ペットにしたり、ロメロスペシャルをかけてはいけないのだ写真はクリックで大きく見られるのだ。
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