Menu
紅葉も間もなく終わり。バトンタッチするかのように、身延山頂から望む富士山は雪で真っ白になり、いよいよ冬がやってきそうなのだ。「冬がはじまるよ~マッキーの名曲をごきげんなうら順なのだ
ひと月ほど前に、岩手県に行ってきたお話をしたのだ。行った場所は八幡平という山の近くの温泉場。優雅にもみじ狩りといで湯を楽しんだ・・・訳ではなくごく真面目にご祈祷を頼まれて行ってきたのだこの時は八幡平のホテルに泊まったのだけど、窓にこんな張り紙が貼ってあったのだ。「カメムシが大量発生しております。窓を開けないで下さい。万一、部屋の中で見付けた場合は従業員をお呼び下さい。」確かこんな感じ。窓には目張りまでしてあったので、こりゃホントにいるんだなと、思わず部屋の隅々をチェックしてしまったのだ大抵の人はカメムシがどんな虫かは知ってるはず。そう、触ったり、潰してしまったりすると、何とも言えない嫌~な悪臭を放つあの虫。おいらの子供の頃はよく屁ップリムシとか呼んでたっけ。きっと、このホテルではカメムシなんて見た事がない都会の人が来て、「わ~きれいな緑の虫。採っちゃおう」とつかんだ瞬間、あの強烈なにおいをお見舞いされて、「うぎゃ~。くっ、くっさ~いと悶絶するなんて場面が何度か繰り返されてるはず。そしてクレームはなぜかホテルへというオチが目に見えるようなのだ。この時は結局1匹もカメムシは目にする事も無かったのだ。
おいらはそんな事などすっかり忘れてその後、毎日のほほ~んと過ごしていたのだ。しかし、ちょっと前の事。おいらのお友達が北海道から身延山にお参りに来たので、その晩宿泊先の旅館に遊びに行ったのだ場所は同じ身延山内の某所。部屋に行くと息子さんがいて、お父さんはまだお風呂に行ってるとの事。おいらはその時、ふと上を見上げるとそこには3匹のカメムシが照明にとまったり、時折ブ~ンと明かりの周りを飛んだりしていたのだ。するとそこへ友達がお風呂から戻ってきたのだ。挨拶もそこそこに友達は「なまらカメムシ多いっしょ。さっきも2匹とって窓から出したのに。何なのよ」とややキレ気味に言っていたのだ「いや~、これは1匹でも大変なのに、大惨事にならないよう気を付けてね。」と心の中で念じ、おいらはしっかりおみやげのじゃがポックルだけもらい、カメムシが悪臭を放つ前に早めに退散したのだ。
我が家でその晩、愛妻にこの話をすると驚きの返事が。愛妻は「私達の部屋にも何日もいるよ。2匹」と、いつものように何でもないかのように冷静に言ったのだ「なっ、なぬとちょっぴり驚いたおいら。どうやらカメムシ大量発生は、人ごとじゃなく今そこにある危機だったのだ。おいらは愛妻と愛娘モンちゃんが寝ている部屋に行くと、捜索を開始したのだ。愛妻とモンちゃんがカメムシの攻撃を受けたら一大事なのだ。特にモンちゃんが発見したら何も知らずうっかり触ってしまい、その悪臭が一生トラウマになったりしたら大変なのでおいらは入念に部屋の中を調べてみたのだ。でも、なぜか1匹も見当たらず、ホッとしたような、でもどこかに潜んでいるようでちょっぴり不安も残ったのだ。それから数日後、愛妻とモンちゃんは江戸の実家に1週間ほどお出かけし、おいらは家で留守番をする事になったのだ。すると、不思議な事に2人がいなくなった途端に、部屋にカメムシが現れ出したのだ。最初に気が付いたのはカーテンの裏側にいた1匹。おいらは匂いを出さないように慎重に、紙に乗せると窓から外へ出したのだしかし、その後もカメムシは現れ続けある時はブ~ンと堂々とおいらの頭上に現れては部屋を飛び回っていたりしたのだ。1度は寝る前にベッドの上の天井にいたので、タイミング悪いなぁ思いつつ処理をしたら床に落としてしまい、最悪の展開に。部屋にはカメムシ臭が立ち込め、消臭剤を使ったもののしばらく鼻について困ってしまったのだ。この時から心を鬼にしてカメムシに接する事にしたおいら。また戻って来ても嫌なので、かわいそうだけどトイレに流す事にしたのだ。
愛妻とモンちゃんが帰って来てからもカメムシは現れ続けたのだ。警戒していた愛妻は、寝る前に自分とモンちゃんの布団の中や周りをカメムシがいないかじっくりと見ていたのだ。にもかかわらず、翌朝おいらも見たけどいざ布団をあげると、モンちゃんの敷き布団の下からカメムシが出てきたりして、3人でビックリしてしまったのだ。この時は、夜中に布団の中や、モンちゃんのお口に入って来ないでホントに良かったと胸を撫で下ろしたのだそれから何度かカメムシとの攻防は続いたものの、やっと現れないようになり、いよいよ終戦かと思っていたのだ。そんな油断していたおいらに、思いがけないカメムシの逆襲が。おいらはその日、身延山頂のお堂での勤務を終え家路を急いでいたのだ。その日は帰りが遅くなり、外はもう日が落ちて薄暗くなっていたのだ。おいらは通り道の久遠寺(くおんじ)の境内を急いで歩いていると、ふいに石畳の上で「プチっ」と音がして何かを踏んだ感触が。かがんで足元をよく見るとそこには、潰れカメムシの残骸がそして、うらめしそうに強烈においらを襲う超強烈な悪臭。おいらは気が付かず、もろに吸い込んでしまったのでむせ返ってしまったのだ。おいらはダッシュでその場を立ち去り、土の地面に懸命にクツの底を擦り付けて、カメムシ臭を何とか消そうとしたのだ。このカメムシ、今までおいらに捕獲された仲間達の分まで恨みをはらそうとしたのか、おいらに玉砕覚悟でアタックして来たのかもクツに付いた匂いも、しばらく落ちなかったのだ。
ここ数日ようやく見かけなくなってきたけど、まだまだ油断禁物なのだ。調べたらどうやら今年は全国的にカメムシが大量発生しているようなのだ。寒くなると暖かい場所を求めて家に入ってくるようなので、皆さんも気を付けてほしいいのだ。それにしても、あの匂いだけはいつ嗅いでもどうにもならない程気持ち悪いのだ困った。困った。

カメムシ(参考) カメムシの玉砕アタックをくらったおいらの愛用スニーカー おまけ(ちょっと自慢)・先日撮影のあまりに素晴らしかった絵画のような雲隠れ富士山と夕焼け&月
※お山のゆかいな仲間にイタズラでカメムシテロでも仕掛けちゃおっかな
  • -
  • -