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随分と更新に間が空いてしまったのだ。それは遊んでばかりいたから・・・。な~んてのは冗談なのだ。ちょうど、伊豆へ行ったり名古屋へ行ったりと用事が重なってしまい、あたふたしていたうら順なのだ前回のお坊さんとの婚活イベントのお話もなるべく見て欲しかったから、久しぶりのアップでちょうど良かったのかも
おいらには数少ない好物があるのだ。それは、ビール、枝豆、トマト。これだけあれば生きていけるかもそれ以外にも好きな食べ物はいくつかあるけど、その中の一つが玉子焼き。正式には厚焼き玉子って言った方が良いのかな。この場合、必ず出てくるのが味の問題なのだ。甘い派か、しょっぱい派か。「甘いかしょっっぱいかでいいじゃん」と言いたい所だけど、何やら世間さまの定義ではこれまたダシを入れて作れば、だしまき玉子となり、関西方面ではさらに、だしまき玉子でも甘いものはそうは呼ばないのだとか。なかなか玉子焼き一つとっても奥が深いようなのだそういえば、居酒屋何かに行っても、それを意識してかどうかあえて「おふくろの厚焼き玉子」何てメニューがあったりするもんね。
おいらが好きなのはこのいわゆる普通におうちで作る厚焼きたまごの事。おおむね関西では甘くないものが好まれ、関東では甘口が多いようなのだ。おいらは断然、甘口派。子供の頃におふくろが作ってくれたのがそうだから、これはもうおいらの味覚や記憶に完全に刷り込まれているのだ確かめてはないけれど、玉子に砂糖を入れて厚焼きにしたシンプルなもの。もしかしてたまに少量のおダシや塩を一つまみなんて事もしてたらゴメンナサイ。小さい頃、普段も作ってくれたけど特に遠足や運動会のお弁当に入っていると何ともうれしかった記憶があるのだ。「巨人、大鵬、玉子焼き」と言われた年代からは少し後になるけど、玉子焼きは今でもきっと変わらず、子供に人気の一品なんじゃないかしら我が家は宿坊だったからか厚焼き玉子用のあの四角いフライパンがあったのだ。おふくろがそれで作りながら段々と厚みを増していく玉子焼きを「すげー、うまそう」と、よだれを垂らしながらそばで見ていたっけ。ちょっぴり焦げ目のついた一番はしの部分をもらったりして、子供心に焼き立て玉子のおいしさに悶絶していたのだ
あの頃からはや35年程が経っているけど、社会人になり年を経るに連れて、ますます玉子焼きが好きになって行くようなのだ。年を取ってただ郷愁にひたりたいのか、記憶の中でどんどん子供の頃の味が美化されていって、無性に食べたくなるのか、おいらに理由は分からないけれどともかく、色んな所へお出かけしてもメニューにあると厚焼きたまごを注文しているのだ。それぞれに微妙に違いがあっておもしろいけれど、おいらがうれしいのはやはり焼き立てだったりする時。ちょっぴり高級なお店でも、たま~にキンキンに冷えた玉子焼きが出てくるとちょっと残念。それはそれで、冷たいのが好きな人はいいのだけれど。もしかすると、無意識にどこかでおふくろの味と比べてしまってるのかもね
玉子焼きにはそのほかにもうれしい思い出と、ちょっと別な玉子料理だけど切ない思い出があるのだ。切ない方はおいらのばあちゃんとの想い出それは今からちょうど10年前の事。その日はたまたま、うちにはばあちゃんとおいらの二人きり。晩ごはんの時間が近付いたので、おいらは店屋物でも頼もうと思っていたのだ。すると、ばあちゃんが何を思ったのか何十年ぶりかで台所に立って料理をしていたのだ。この時ばあちゃんはすでに80過ぎ。普段は歩くのもやっとの状態だったのだ。「もういいよ。大丈夫だよ。出前とるから」と言おうと思ったものの、すでに何やら完成していた模様。出来上がったのは中に炒めたひき肉と刻み野菜が入ったオムレツだったのだそれはおいらが小さな頃に、何回か両親が出かけている時に作ってくれたもの。ばあちゃんは、この年でも留守番の責任を思ってか孫のおいらにオムレツを焼いてくれたのだ。この時は不思議に思いつつもありがたく頂いたおいら。しかし、その数か月後・・・。何とばあちゃんは心筋梗塞で急にこの世を去ってしまったのだあの数十年を経て作ってくれたオムレツは、後から思うと虫の知らせではないけれど、おいらへの何かお別れのあいさつのようなものっだったのかも。そう思うと、お葬式の時に泣けて泣けて仕方なかったのだ。うれしい思い出は、愛妻の作ってくれた玉子焼きの事。その頃、愛妻とおいらは結婚前で、清く正しいお付き合いをしていたのだある時、都内の某公園でおデートをした時、愛妻が手作り弁当を持って来てくれたのだ。ランチになってお弁当のふたを開けると、そこには色とりどりのおかずがぎっしり中でもおいらの目を引いたのが厚焼き玉子。それは見た目にも決して上手ではなかったけれど、おいらが好きな事を聞いてがんばって作ってきてくれたのだ。感動が味覚を上回ってしまったので、味はあまり覚えてないけどおいらが今までで1番うれしかった玉子焼きなのだ。おいらはこれで完全ノックアウトされたと言っても過言ではないかも世の中の乙女の皆さま、男なんて意外と単純なものですぞ。
今は愛娘モンちゃんが愛妻とばぁばであるおふくろの二人から玉子焼きを作ってもらってるのだモンちゃんの記憶にも、母ちゃんとばあちゃんの玉子焼きの味が刻まれている途中のはず。玉子焼きとモンちゃんを見ているだけで、おいらは一人で壮大な大河ドラマでも見ているような気分になってしまい、何だかおかしいのだ。モンちゃんが料理を出来るようになって、もしも玉子焼きを作ってくれたらきっとおいらは泣いてしまうんだろうな~

おふくろの熟練厚焼き玉子2013バージョン 秘伝の厚焼き玉子用フライパン 熟練厚焼き玉子の断面
※玉子焼きは好きだけど、自分ではまだ厚焼き玉子は作った事はないのだ。四十路にして厚焼き玉子作りデビューしちゃおっかなぁ
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