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「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね。おいらの住む身延山(みのぶさん)では、朝晩は肌寒い位になりました。周囲には急に風邪っぴきさんが増えだして、警戒モードなおもて順です
この間、おいらのお勤めする身延山山頂のお堂、奥之院思親閣にいるとうれしいご連絡がありました。それは総本山身延山久遠寺の布教部門の担当の方からの電話でした話の内容は前々から耳にはしていましたが、あるプロジェクトが秘かに進行されており、それがいよいよ始動し始めたというもの。な~んて言うと、怪しげに聞こえますが、それはある布教やお参りに関する事。プロジェクト名はその名も『法華経根本道場 身延山・七面山 法華経二十八品巡拝』。法華経・お題目の聖地である身延山とお隣の七面山(しちめんさん)。その山内の要所に法華経二十八章の題名とお経文の一説が刻まれた石柱とお題目の題目旗が安置され、そこを巡りながら登詣してもらおうというものですおいらが最初にそのお話を聞いたのは2、3年前だったかしら。布教部門の方々に「今一度、この山々がお題目、法華経の力をもって、さらに清浄に荘厳な霊域となるよう願って、今企画を進めています」と篤い想いがみなぎるお話をお聞きし、おいらも胸が熱くなったのを覚えていますまた、この巡拝をお参りの目的の一つとしてまた多くの皆さんに、ぜひいらして頂ければという事でありました。
その後、設置個所の選定がなされ、少しずつ設置がされていきました。何しろ場所は身延山と七面山という二つのお山にまたがる広大な領域。要所といっても、多くのお堂、霊跡等重要なポイントがたくさんあるので、さぞ苦慮されたのではないでしょうかまた、両山とも標高1000m、2000mの山。車では資材を運べず人力のみでしか搬入出来ない箇所も多くあり、設置には大変なご苦労があった事と思います。今回、晴れて全ての設置が完了し、巡拝用のパンフレットも完成したので、お参りされる方の為に思親閣にもパンフレットをお預かりしました。かわいいイラスト入りで、分かりやすくお参り出来るよう説明がされています
楽しい案内パンフレット  身延山 松樹庵の石柱と眼下の門前町の風景  パンフ裏面の説明書き
それでは順を追ってルートのご説明を。スタートは身延山の入り口である総門こちらを出発し、三門から久遠寺大本堂裏の身延山の表参道を登り、山頂の思親閣へ。この間に法華経の第1章の序品(じょほん)から、11章の見宝塔品(けんほうとうほん)の石柱が配されています。ここからはちょっと下り道。身延山の裏参道から途中の追分 感井坊(おいわけ かんせいぼう)さんに。ここでルートは2つに分かれます。そのまま下山すると身延山の麓。そしてもう一つは早川町の赤沢集落へ至ります。二十八品巡りでは追分から赤沢方面へ進みます。赤沢に至るまでの妙福寺さん等の七面山に関する重要な霊跡には12章の提婆達多品(だいばだったほん)から15章の従地涌出品(じゅうじゆじゅっぽん)までが配されています。ここからまたまたハードな登りに七面山登山口の白糸の滝から表参道を登り、途中の各坊を経て法華経のご守護神、七面大明神をお祀りする七面山本社 敬慎院にたどり着きます。ここからは裏参道を下山。二ノ池、ご神木、七面山奥之院を経て登山口の神通坊さんへ。この七面山山内には16章の如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)から、24章の妙音菩薩品(みょうおんぼさっぽん)が配されています。残りの4章は再び身延山へと戻ります先ほどの分かれ道、追分から身延山を下山するルートです。追分を下り、千本杉と言われるスポットを過ぎ、日蓮大聖人が松に袈裟をかけられたという松樹庵(しょうじゅあん)さん、高座石と七面大明神の伝説で名高い妙石坊さんを経て、日蓮大聖人のお墓である御廟所(ごびょうしょ)でゴールとなりますこの間に25章、観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんぼん)から、最後の28章、普賢菩薩勧発品(ふげんぼさつかんぼっぽん)が配されています。
千本杉の石柱と題目旗  追分 感井坊の石柱と旗  身延山奥之院の石柱と左に七面山
全てを周ろうと思うと、とても1日では周り切れません。全てを歩いて巡るならば、最低1泊か2泊はしないと厳しいかも。なので、何回かに区切って巡拝されるのも良いと思います何を隠そうこのルートは少し前までは、お参りの皆さんが当たり前のように歩いて参拝されていたルートです。今でこそ交通の便がよくなった為に、身延山、七面山ともにお参りのコースが短縮され、今まで歩きの時には立ち寄っていた霊跡にほとんど行かなくなってしまった場所がけっこうあります。ですが、往時のように歩いて両方のお山を巡ると、きっと今まで気が付かなかった新しい魅力や発見にふれる事ができるはず。体力と時間がないとちょっと厳しいけれど、ぜひお勧めのお参りの形です。歩きでゆっくりとお参りされる事で、さらに多くの霊気と功徳、不思議なパワーを得られるかも。二十八品巡りの途中にある霊跡は今でこそ、知る人ぞ知るような場所になっている所もあるけど、非常に強力なパワースポットも点在しています。(おいらの霊感先生のみなさんから得た情報)熱心な方はどこかで情報を得られたようで、すでに全てを巡られ何とも不可思議なご利益を得たとか・・・またNPO法人日本上流文化圏研究所さんが早速、この二十八品巡りを体験するツアーを開始しており、今後も数回ツアーがあるようです。個人で巡るのもいいけれど、こうしたツアーも楽しそうですね。興味がある方はぜひお問い合わせを
おいら達の心のお師匠さま、日蓮大聖人はお亡くなりになられるまでの晩年、約9か年を身延山でご生活されました。たくさんの著述やお手紙を残されましたが、その一つにこんな一節があります。
「吹く風もゆるぐ木草も流るる水の音までも、この山には妙法の五字を唱えず云うことなし」
この身延山で大聖人がご生活の間に、いつしか風や草木、川のせせらぎまでもが一緒に法華経、お題目をお唱えするようになり、それはあたかもお釈迦さまが最初に法華経を説かれたインドの霊鷲山(りょうじゅせん)にも勝るとも劣らない聖域となったと感じ取られたようです。日蓮大聖人が感得された、そんな功徳とパワーがいっぱいに満ち溢れた身延山。全国の皆さん、どうぞその不思議な功徳とパワーを頂きに、法華経二十八品巡りにお越し下さい。一人でも多くの皆さんのご参拝をお待ちしております。合掌

       七面山ご神木の石柱    二十八品巡り設置個所一覧
※だいぶ前だけど、おいらも二十八品巡りのコースはすでに何度か歩いた事があります今までは目にできなかった、違った角度からの身延山や七面山の風景が随所に見られるので楽しいですよ。もちろんご利益もバッチリ頂ける事も疑いなしです
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