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記録的な豪雨があったり、正反対に水不足があったりと何だか心配な我が祖国被災された方々には一刻も早い復興を祈念申し上げるのだ。
おいらの地元も昨日は久しぶりで自然の猛威にさらされたのだ。昨日の夕方、おいらの住む身延山付近では超カミナリ祭り状態久々にビビったうら順なのだその時おいらはまだ身延山山頂のお堂でゆかいな仲間達と勤務中。夕方4時頃からにわかに雷鳴がとどろき始めたかと思ったら四方で稲光が走り、ゴロゴロビキビキバチバチという音とともにそこらじゅうに落ちまくっていたのだ。あまりの激しさに、身延山ロープウェイもストップ。いつもは4時40分の最終ロープウェイで帰宅するのだけど、足止めされてしまったのだ。1便早いロープウェイで帰宅しようとしたゆかいな仲間も、山頂駅で再開を待つはめに。気の毒な事に一般のお客さんも数名いた為、一緒に運転再開を待っていたとか残されたおいら達はしばらく、外の様子を眺めていたのだ。カミナリは最初は遠くで鳴っていて稲光も見えたのだ。遠くに見えた時は「うわ~スゲー「いやいやきれいなもんですな」「こっ、これは大自然のアートやと思いがけない迫力と美しさに感動して見とれていたおいら達。しかし、しばらくすると音と光の感覚がせまくなり、徐々にカミナリが近付いて来ている事が分かったのだ。
ここはご存知の通り山の上。1153mの山頂なのだ。しかも周囲は30メートル級の杉やヒノキの巨木が林立し、カミナリに「どうぞ好きなだけ落ちて下さいね」と言わんばかりの環境おいら達もそろそろヤバいなと感じ、慌てて建物の中に避難したのだ。数年前には寺務所のすぐ脇にある大きな杉に落雷し、その脇の部屋にいたゆかいな仲間が爆音と衝撃に驚き、部屋から転げ出てきたのだ後で見ると雷が落ちた巨大杉は上部は爆発したように無くなり、真ん中辺りまで亀裂が入っていたのだ。建物には避雷針があるから大丈夫だとは思うけど、しかし落ちたらただでは済まなかったはず。この時もカミナリが電気系統に入ったらしく、エアコン、電話、パソコンが数台ダメになってしまったのだ。カミナリ恐るべしなのだ1度近くでドーンと爆音とともに落ちたかと思ったら、後はもう落ちまくり無差別爆撃状態に。年に何日かはカミナリが鳴る日があるけど、この日は今までいない位のすごさだったのだ。最初にピキビキバリパリと予告的な音があってから落ちるのが多いパターン。しかしこの日はホントに間近に来ていたらしく、1度はおいらがちょうど玄関前の受付にいた時に何の予告音も無く、落雷が炸裂。この時はさすがに驚いて、おいらは思わず後ろに飛び跳ね、のけぞってしまったのだ
その後30分、1時間と時間は経つものの、カミナリは一向に収まる気配は無し。仕方なくみんなでテレビをつけ世界陸上を観戦していたのだ。世界各国のアスリートが次々と色んな種目を競う中、おいら達は世界で活躍していたゆかいな仲間のプリーストタイガーくんから各国ごとの皆さんの特性や、お国の事情、タイガーくんのワールド武者修行時代のおもしろ話のレクチャーを受けつつカミナリをやり過ごしたのだそんな時、話をさえぎるように警報ブザーが部屋に響いたのだ。これは屋外にある水のタンクの不具合を知らせるもの。これが鳴ったら、タンク脇の小屋に行き、スイッチを操作してこないといけないのだ。しかしよりによってこんな時に。カミナリはまだなり続き、しかもタンクの場所はまさに杉ばやしの中。まさに自分から危険地帯に飛び込んで行くようなもの。しかし、水はこのお山にとってはかかせない大事なライフラインの一つ。覚悟を決めたおいらは、ゆかいな仲間のホンタコスくんと決死隊を組み、外のタンク調整小屋に向かったのだ。気休めに絶縁体のゴム長靴をはき、スーパーダッシュで向かい作業を済ませとんぼ返りした2人。何事もなく戻れてホッとしたのだ。彼は「いやぁ、生きた心地しなかったすったらホンタコスと息を弾ませながら言い、おいらと無事生還を讃えあったのだ時計は間もなく6時。ようやくカミナリの感覚が長くなり始め、空も明るくなってきたのだ。「もう間もなくじゃ。時は満ちる」とゆかいな仲間の長老がみんなの前でポツリとつぶやいたのだそれから15分ほどしてロープウェイから運転再開の電話が。おいら達は慌てて荷物を持って山頂駅に向かったのだ。今まで分からなかったけど、空にはあちこち雲間から青空がのぞき、遠くではいつしかきれいな夕焼けが広がっていたのだ。さっきまでの凄まじいカミナリはホントだったのかと、目を疑いたくなるほど
こうして6時半過ぎに約2時間遅れで最終のロープウェイが出発。スケジュールが変わってしまい困っていたお客さんもいたけど、逆に思いがけない自然のショーをたっぷりと堪能できたと喜んでいたお客さんも。ともかく皆さん無事に麓に戻る事が出来て一安心だったのだ。雨も降ったおかげで、麓も日中の暑さがウソのようにひんやりした空気に変わっていて心地よかったのだこの夏はもう少しカミナリの襲来がありそうで心配なのだ。

数年前に落雷を受けた杉の巨木と後方は残骸 ホンタコスくんとおいらがカミナリの中で向かった多水タンクと小屋 世界のカミナリ事情についてタイガーくんに教えを乞うホンタコスくんh
※ロープウェイは設計上、万が一カミナリが落ちても大丈夫との事。安心して乗車してほしいのだ
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