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先ずは言い訳から。ブログの更新をしようかしらと思ったら、ちょっとお話し出来ませんが突発的事件が発生事後処理に追われ何とか収束しましたが、後輩が住職になるお祝いがありそのまま千葉方面へとプチ旅に出ていたのでしたさらにゴールデンウイークで再び忙しくなり、魂が抜けつつあるおもて順です。
千葉プチ旅に向かう電車で、おいらの大恩師先生と諸先輩に遭遇。今なお第一線でバリバリとご活躍の先生のお話と懐かしい学生時代の昔話に、思いがけず刺激と元気を頂いて帰る事が出来ましたこの所色んな事があり、先生のお話に何か「初心を忘れずがんばれと仏さまや神さまが先生のお口を借りてエールを送ってくれているように感じたのでした。
学生時代の話をしながら、段々と都内から房総の自然の風景に変わって行く様子を眺めていると、おいらの学生時代の想い出がよみがえって来ました。それは今から22年前の事。大学に入学したおいらは、当時埼玉県は熊谷市にあったキャンパスでお坊さんの修行をする日蓮宗の学生寮から通学をしていました覚悟はしていたものの、寮での規律正しい修行生活は、それまでのほほんと普通の高校生活を送っていたおいら達にはちょっとしたカルチャーショックでありました。ひと月が経ち、おいら達には待ちに待ったゴールデンウイークがやって来ました。この時には大学も寮も休みとなるので、入学後初めての帰省となります。全国から集まった同じ修行生活を送る同期の20名程の仲間は、帰省初日の朝に慌ただしくそれぞれのふるさとへと帰っていったのでした
熊谷から都内へと電車で向かい、さらに新宿から中央本線に乗り換え。甲府で身延線に乗れば、あとはふるさと身延までもうすぐです。乗り継ぎの時間も入れると4~5時間はかかったでしょうかその当時、札幌の同級生がいましたがそれぞれの実家までどれ位時間がかかるかという話をしていた時に、なぜか山梨より札幌の同級生の方が早く着くという話でみんなで爆笑したのでした
   身延山頂から麓を望む   早川町と南アルプスの山並
初めての帰省にウキウキしながら我が家へと向かったおいら。よく乗っていたJR身延線も、もう何年も乗っていなかったかのように感じました。下部温泉駅を過ぎれば、身延駅まであと10分位の距離です。ここまで来ると実家のある身延山や子供の頃から毎日目にした懐かしい山々の風景が見えてきますつい一か月前まで毎日見ていた風景なのに、なぜかジーンとなってしまいました。しかも、新しい発見が・・・。5月は新緑の季節。木々や草花が若葉となってぐんぐんと葉や枝を伸ばしていきます。毎年見ていたはずなのに、地元の山々がこんなに緑だったかとあらためて感動したのでした「緑がまぶしい」とか「緑が目に染みる」なんて表現があるけれど、この時初めてその意味が分かった気がしました。後にも先にも、故郷の山の緑がこんなにも色濃く美しく感じたのはこの時だけです。
その後も9年近く実家のお寺を離れ、埼玉や東京が生活のベースとなっていました学生の頃は都会の生活が良かったけれど、そんなおいらも現在に至るまでに次第に心境の変化が。好みは人それぞれですが、おいらはやっぱり山に囲まれたこの風景の方が好きなようです。ビルや都会の街並みは人が作れるけれど、この雄大な山並みや緑の美しさは多分造る事が出来ないと思います不便な事も多いけれど、この自然や環境はお金では買えないもの。考え方によっては、ぜいたくな暮らしかもしれません。
「あをによし寧楽(なら)の京師(みやこ)は・・・」とは奈良のみやこの美しさを語った言葉。さしずめ今の身延山「みどりによし 身延の山はまぶしきほど今盛りなり」といったところでしょうか。今日もお勤めする身延山頂のお堂から山の緑を愛で、楽しんでいるおもて順でした

   身延山頂の紅しだれ桜   身延山頂のカタクリの花
※今、身延山頂では桜が咲いた所その他にもカタクリの花やミツバツツジも見頃です
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