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朝晩は肌寒いけど、日中は暑い位の時もあったりして、もうほとんど春状態。花粉で鼻を垂らしつつも、うれしい気分のうら順なのだ
今日も風が強いけど、ちょっと前にも関東辺りですごい強風の日があったのだおいらはご存知の通り身延山山頂のお堂に勤務中。このお山は標高1153m。気温でいうと夏は麓が激熱でも山頂は快適。逆に冬は麓が雨でもお山の上は大雪なんて具合なのだ。これは風についてもおんなじで、麓がそよそよと心地よい風が吹いていても、山頂は突風嵐状態なんて事が多いのだ強風の日は境内の杉やヒノキが踊っているように左右に大きく揺れて、建物に枝や葉がすごい音をたてて落ちて来るのでビックリするのだ。
おいら達は日頃、通勤の足として身延山ロープウェイさんに乗車させてもらっているのだ片道7分半の空中遊泳を毎日のように楽しませて頂いているのだ。富士山を始め、山梨の美しい山並みと富士川、遠くはるかかなたに伊豆半島と駿河湾を眺める事が出来る雄大な風景はまさに圧巻。四季折々にその姿を変え、眼下にはシカやイノシシ、ニホンカモシカなどの野生動物もいたりして、何ともぜいたくな光景なのだ。こんな優雅な通勤風景はなかなかないだろうなと、申し訳なくなってくるのだ
さて、このロープウェイには一つ、大敵があるのだ。それが強風多少の雨や雪では全然問題無いけど、一定の強風以上だとロープウェイは運休になってしまうのだ。詳しくは知らないけれど、強風だとロープウェイが揺られて、鉄塔にぶつかってしまったり、ひょっとするとワイヤーから外れて山の斜面を転がり落ちてしまうからかしらまあこれまでも無事故なので、それは全くご心配なく。超安全はお墨付きなのでご安心をおいらも数える程だけど、この強風の日に当たってしまった事があるのだ。朝からならまだ良いけれど、困るのが日中に突然強風の為に運休になる時。運休の連絡が入ると、おいら達は慌てて帰り支度をするのだ帰る人は早退になるけど、おいら達がお勤めするお堂には歩いてお参りに来る方も居られるので、お堂は夕方まで開けているのだ。
先日も久々に午後から運休の連絡があったので、急いで最終のロープウェイに乗車したのだ。強風の時はロープウェイのスピードもいつもの3分の2から半分、いやもっと遅いかも。ゆっくりと降りて行くんだけど、強風なので乗っているとゆら~り、ゆら~りとロ-プウェイが揺れてちょっと不安になるのだ。例えていうなら、船酔いをしそうな時の船の揺れ方と言ったらいいかもこの時はおいらが体験した中では、一番嫌~な乗り心地だったのだ。学生時代に佐渡ケ島にフェリーで渡った時に壮絶な船酔い経験をしたのだ。この時は団体だったので、船の中はほぼ全員船酔い。トイレの周りなどはとても言い表せない阿鼻叫喚の光景が繰り広げられていたのだ。まあ、それに比べたら全然へっちゃらだったけど、風で揺られている内にだんだんと胃がムカムカとしてきてしまったのだそしてついにはガマンできず・・・、な~んて事はなく安全運転のロープウェイさんで無事に麓にたどり着く事が出来たのだ。
何と今年は身延山ロープウェイさんは開業から50周年の記念すべき年に当たるとか。実はちょうどその頃に、おいらのじいちゃんが、山頂のお堂の責任者を任されていたのだ。じいちゃんの時代はまだまだ徒歩でのお参りが主流だったはず。その苦労を考えると、今はこんなにも楽をさせてもらって申し訳ないのだ揺られるロープウェイの中で、じいちゃん達のご恩に報いるようもっと頑張らねばとちょっぴり反省したうら順なのだ。

ロープウェイと夕焼けの富士山 ロープ車内はこんな感じ&素敵なガイドさん ロープウェイ車内から見た麓
※思えばおいらも初めてロープウェイに乗せてもらった子供時代から数えると、多分ロープ歴30年位のはずなのだ。大変お世話になっているのだ。多謝
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