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前回お話した通り一気に春めいてきたのだ。我が家のしだれ桜も日に日につぼみが膨らんできているので、開花の日もそう遠くはなさそう今からお花見が待ち遠しいうら順なのだ
年度末は別れや新生活のスタートの時期。おいらのお勤めする身延山山頂のお堂でも人事異動があったのだ。今回お山を去る事になったのは、ゆかいな仲間のけんぼう。おいらのブログでも度々登場した後輩なのだ。辞めてしまったのは寂しいけれど、お隣のお山、七面山(しちめんさん)への栄転なので祝福して送り出したのだ
前にもお話した通り、けんぼうはおいらと同じ宿坊の住職なのだ。後輩なのだけど、子供の頃から知っていて幼馴染みみたいな感じもするのだ。おいらと同じ地元の学校から、同じ大学へと進学しやっぱり同じくお坊さんの修行をする学生寮にも在籍したのだ。その寮ではけんぼうは学生、おいらは先生見習い的立場で2年を共に修行したのだその後もおいら達は同じ職場で、計8年間を一緒にいたので学生時代からだともう10年にもなるのだ。思い返すと、何だかいつも一緒に一献酌み交わしていた記憶しかない気が・・・と言うと、けんぼうに怒られそうだけど、ともかく楽しい10年間だったのだ。そう思ってるのはおいらだけだったりして。
けんぼうはまだ少年時代に先代住職のお父さんが亡くなられたので、大学卒業後すぐに跡を継いで住職になったのだなので、住職歴で言えばけんぼうの方がはるかに先輩なのだ。おいら達お坊さんの世界は、今も昔もきっちり厳しい縦社会。若くして住職となり、これまでお寺を守って来るのはかなりの苦労だったと思うのだ。おいらも27歳で住職になったので、けんぼうと同じような境遇。互いに似たような生活環境なので、何となくそれぞれの大変さも分かりあえたのだ。またまたそう思ってるのはおいらだけだったりしてそうした中、幸運にも2人とも伴侶に恵まれ、子供も授かる事が出来たのだ。父ちゃんになり、四十路を迎えたおいらはそれなりに老けて来た感があるのだ。しか~し、不思議な事にけんぼうは見た目が学生時代とほとんど変わってないのだ。けんぼうの所で寄宿生活をしている修行中の学生さんは恰幅の良いクマさんみたいな感じ見た目もオジサン風なので、けんぼうと歩いていると学生さんの方が住職みたいで笑ってしまうのだ。おいら達は丸刈り頭だからどうしても年齢より若く見られがち。でも、けんぼうはまだまだ大学生で通用しそうなのだ。若々しい風貌のけんぼうにちょっぴりジェラシーなおいらなのだ。ちょっと前までは「まだ20代前半かと思いましたわ。お若いわねぇ。ウフフなどと言われ浮かれていたんだけどなぁ。先日、『公式けんぼうを送る会』も行われ、最後のお別れとなったのだ。みんなラフなお気楽スタイルなのに、なぜかけんぼうは律義にスーツで登場。なかなか最後の最後まで偉いのだ。それでもなぜか就活学生さんのようにも見えてしまい、みんなからからかわれていたのだ
別れは悲しいけれど、今後のますますの活躍をお祈りするのだ。4月からお隣のお山、七面山にいるので行かれた方は声をかけてあげてほしいのだ。なかなかのイケメン僧侶なので、すぐに分かると思いま~すまあ、おいらにはかなわないけれど。むはははは
アディオス、けんぼう

英文の研究論文を読めてしまうバイリンガルけんぼう  けんぼうと最後の昼餐  万灯行列で団扇太鼓の乱れ打ちをするけんぼう
※お隣のお山、七面山はまだまだ冬模様。参道は途中、アイスバーンの所もあるとか。これから登詣をご計画の方はご注意を
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