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さすがに身延のお山の上は寒くなってきました。押入れからフリース作務衣を引っ張り出して出勤したおもて順です
さて、10月13日はおいら達の心のお師匠さま、日蓮大聖人の祥月御命日。本年は731回忌にあたります。前にもブログでご紹介させて頂きましたが、全国の日蓮宗のお寺や法華経お題目を信仰する団体では大聖人の御遺徳を偲び、『お会式』(おえしき)と呼ばれる行事が行われます
お逮夜の12日の晩には万灯行列も行われ、寺院の参道や門前町をにぎやかに練り歩きます。大聖人がご入滅の折に時ならぬ桜の花が咲き誇ったという故事にちなみ、桜を模した万灯が作られ夕闇を華やかに明るく照らしますまた、ハッピやタビの昔の火消し装束の万灯講中の皆さんが、まといを振ったり、太鼓や横笛でおはやしを奏でて威勢の良い掛け声があちこちから聞こえてきます。ここで良く聞かれるのが、「なんでまといを振ったり、火消しのかっこをしてるいるのって事。これは日蓮大聖人がご入滅の地に建立された東京池上にある大本山 長榮山 本門寺(だいほんざん ちょうえいざん ほんもんじ)の名前が関係するとか。こちらの山号の長榮山は長く栄えるようにとの願いが込められ名付けられたという事ですが、火の冠が付いた榮の字には火伏せの意味もあるそうですそのご利益にあやかろうとまだ火事が多かった明治時代に、浅草下谷の消防団の皆さんが中心となり、信徒の皆さんと共に火消し装束で、景気付けにまといを振り始めたのがきっかけとなり、やがてそれが広まり定着していったとの事です。
池上の地で行われる万灯行列は毎年、盛大に行われています。百数十の万灯講中が参加し、参詣、見物に訪れるお客さんは30万人以上になるとかおいらもお手伝いがてらですが8回程拝見させて頂きました。おいらの住む身延山でも同じく、お会式と万灯行列が行われます。さすがに東京は池上の地とは違い、万灯講の数は50程でお客さんもそう多くはありません。ですが、こちらはアットホームで超地域密着型。都内とはまた違った雰囲気があります。夕方4時から順次、身延山の総門を出発した万灯講は門前町を通り、身延山久遠寺を一路目指します。道中、門前町の商店や一般の家庭から万灯講中へおひねりやお神酒が手渡されます。すると、万灯講の皆さんはそのお店や家の幸せや安泰を願って一軒一軒まといを振り、おはやしを奏でてくれるのです
志摩房で万灯奉納をして下さる上町の皆さん 志摩房玄関内でまといを振る万灯キッズと大人万灯 万灯キッズ
おいらのお寺はメインの門前町の通りから少し入った東谷参道にあります。本当はメインの門前町の通りでしか行列をしませんが、地元の万灯講の皆さんがまだ本番前の時間に東谷参道も練り歩いて下さいました。おととしからは愛娘モンちゃんが生まれる事もあり、縁起が良くなるよう無理を言ってお願いし、おいらのお寺の境内でも万灯行列を奉納して頂く事になりました今回はおいらが帰宅すると、ちょうどこれから来て下さる所でグッドタイミング。モンちゃんにも赤いハッピを着せ皆さんをお待ちしていました。地元ですから当然皆さん顔見知り。ですが、ちょっぴり他の万灯講中とは違う所が・・・。それはおいらの地元の万灯講中には小さな子供達が多い点です。まだ幼稚園前の子から小学生位の子供達が、大人顔負けに火消し姿の装束をまとい、ミニまといやミニ太鼓を手にして一緒に行列に参加をしています。しばらく境内で行列をして下さると、今度は子供達を玄関前に並べ子供万灯を披露して下さいました。小さいながらもまといを持ったり、太鼓を叩く姿はもう悶絶ものの可愛さですちょうどこの日は団体さんのお泊りがあったので、その様子をご覧になったお客さん達も大喜び。ご自身のお子さんやお孫さんと姿が重なるのか、目を細めて愛おしそうに眺めていらっしゃいました。中にはおひねりを渡されるお客さんもいたりと、大変盛り上がったのでした。愛娘モンちゃんも万灯キッズの横に並んで、不思議そうにみんなを眺めていました。なんとなく楽しい雰囲気が分かるようで、体をゆすって一緒にリズムをとったりしていました来年にはもしかすると子供万灯に参加出来るかもしれません。今回は玄関の中まで入ってまといを振って頂いたりと、これでおいらのお寺も当面火の難から逃れられそうです
身延山の万灯行列は規模では池上とは比べようがありません。ですが、身延山の山々にこだまするおはやしや掛け声はここでしか味わえない独特の雰囲気があります。また、久遠寺境内に数回に分けて万灯講が全て集合し、万灯を奉納する光景は盛大で普段の久遠寺とは違う光景を目にする事が出来ます。ぜひ皆さんも1度、身延山の万灯行列とお会式にご参拝して下さいね。今から来年の愛娘モンちゃんの万灯姿が楽しみなおもて順でした

大人と一緒におはやしを奏でる万灯キッズ 大人万灯を見ながら学習する万灯キッズ 万灯飾りはこんな感じ
※例年、10月12日は身延山の宿坊や旅館はお泊りの予約で満室になる所がほとんどです。おいらのお寺もすでに来年の予約が・・・。どうぞ皆様お早目のご計画をどうぞ
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