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いやいや朝から驚いてしまいました。まだ、おいらのお寺の山でセミが鳴いているじゃありませんか。10月に入ったのに何だかおかしいですね。まだまだ、半そで半ズボンじんべえを愛用中のおもて順ですとは言え、ちゃくちゃくと秋は近付いて来てまして、おいらがお勤めする身延山山頂の奥之院ではすでにストーブやコタツを使い始めています朝晩が肌寒いのはもちろん、日中でも気温が10度位の日もあったりと、すでにお山の上はオータムライフが始まっています。
さてそんな秋の訪れとともに、ある日お山の長老山務員さんが「いよいよ芸術の秋じゃ。仏教はアートじゃ。お山には音楽が足りないのじゃ。」と言いながら、数枚のCDを持って来てくれましたCDのタイトルはずばり『奥之院』CDのジャケットには奥之院の祖師堂の写真が使われ、この歌を歌っている風野ゆきのりさんの写真が合成されています。上半身だけが参道の地面からなぜかにょっきりと生えてます的なお茶目な写真で、真剣な面持ちでマイクを握るお写真との微妙なアンバランスさに思わず笑ってしまいました
長老によるとこの曲の作詞、作曲を手掛けたのは南風あきらさん(みなみかぜあきら)、という方。実はこの方がお檀家さんという事で、正統的山梨弁で「ちょっくら宣伝しといてくりょーし。頼むじゃんね。」と言われ頂いたのだとか。お山のゆかいな仲間達は、「お~、いよいよ奥之院にもテーマソングが出来たか。」とか「こりゃこりゃ、写真使っちゃって、もう~。」「いやいやミリオンセラーになったら、少しご奉納を。目指せオリコンなどと勝手な事をいいながらも、早速みんなで聞いてみる事にしました。
最初に聞いて印象に残ったのは、曲の最後の歌詞。「おくの~い~ん~という所。曲は3番まであり、全て最後はこのフレーズで終わります。どうやら1番盛り上がるサビの部分を曲の最後に持って来ているようです。聞き終わると最初の様子とは違い、ゆかいな仲間達もまんざらでもない感じ。「おお、これはなかなか。」、「いやいやいいじゃないっすか。」「おくの~い~ん、おくのい~ん。」と、どうやら好印象のようおいらも正直、「なかなかいいじゃん。」と思ったのでありました。おもしろいもので皆さんもそうだと思いますが、いいなと思う曲は家や車や携帯、iPODなどで何度も繰り返して聞いてしまうなんて事があるんじゃないでしょうか。この時以来、おいらを始めお山のゆかいな仲間達もすっかりこの曲が気に入ってしまい、休み時間や人の目を盗んではこっそり聞いたりと、日がなこの曲が流れるようになったのでした
この曲はジャケットの見かけによらずかなりの中毒性があるようで、次第にゆかいな仲間達に症状が現れてきましたウージーさん「ささっどうぞ。」と言い、歌詞カードをコピーして皆に配り、皆が見える所に貼り付け始めました。またホンタコスくんは時間さえあれば、こっそりと曲を聞いては「よ~し覚えて来た。あとは3番だな。皆さんも早く覚えて下さいったらホンタコスと曲を覚える事が目下人生の生きがいといった状態。けんぼうはお風呂の時間にも防水CDプレイヤーで聞いているらしく「いや、お風呂でこの曲を聞くとライブ会場みたいで最高です。入浴剤よりお風呂で『奥之院』で1日の疲れもふっ飛びますと言い、みんなすっかりこの曲のとりこに。時にはCDプレイヤーや各々が焼いたパソコンや携帯からこの曲がかかり、部屋に『奥之院』の輪唱がこだまするという不思議な空間になっていたりと、わずかな内に超局地的『奥之院』ブームが沸き起こっていたのでした。
おいら的には何と言ってもさびの力強いメロディがとにかく耳に残ります曲自体を実際にアップしてご紹介出来ないのが残念ですが、昔の名曲『帰ってこいよ』のさびのイメージに近いものがあるというとお分かり頂けるかも。またじっくりと歌詞も読んでみると、奥之院身延山を知る方やお参りをされる方なら思わずニヤリとしてしまうフレーズがあちこちに使われています少しご紹介させて頂くと、行衣の姿まぶしくて~」「杖の力に力を込めて」「枝から雪が参道へ」、「うちわ太鼓が胸ゆする」大光坊にひかり見て」「はるか彼方に房総望み」(※いずれも抜粋)なんて所。登山修行やお参りに来られる方ならよ~く意味や情景が分かる歌詞じゃないでしょうか。さすがに長老山務員さんのお檀家さんらしく、奥之院の事について分かっておられるんだなぁと感心してしまいました
まだまだ『奥之院』ブームは続きそうな今日この頃です。おいらもお寺のお祭りに来て頂いて、一曲ご披露してもらおうかしらなんて考え中です。

『奥之院』CDジャケット 『奥之院』CD 裏面ジャケット(こちらは奥之院展望台からの富士山)
※カップリング曲は『男になれよ』。ゆかいな仲間のホンタコスくんはこちらも覚えてしまいそうな勢いなのだ
※興味がおありの方は下記まで直接お問い合わせ頂くか、おいらにご連絡下さいね
発売元 南風音楽事務所
住 所 山梨県南巨摩郡南部町南部4953 
電 話 0556-64-2458
『奥之院』
作詞・作曲 南風あきら/編曲 桃野毱/歌 風野ゆきのり
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