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このところようやく雨がパラパラと降り、良いおしめりの日が続いています。おもて順です
みなさん、「奉納」(ほうのう)という言葉を一度は見たり聞いたりした事があると思います。お寺や神社の神仏具に書かれていたり、だれそれがなになにを奉納したという事が一覧になった額などがあったりします奉納という言葉を調べると、「神仏に喜んで納めてもらうために物品を供えたり、その前で芸能・競技などを行ったりする事。」とあります。金銭や物品、飲食物だけではなく音楽や踊りや武芸などの行為を捧げる事も含まれます
古来から世界中の宗教施設は大なり小なり皆さんの奉納によって成り立ち、維持されている所がほとんどだと思います。おいらのお寺ももちろん例外ではありません。おいらは志摩房をお守りすべく住職を拝命して以来、今年で12年になりましたたった12年ですが、その間現在に至るまで多くの方に様々な形で奉納を賜っています。日常の飲食物等はもちろん、大掛かりな仏具の奉納、境内の整備、物やお金には代えられないご奉仕やアドバイスなど、思い返せば若輩のおいらには身に余るほどの奉納であります
奉納仏具の一例1 奉納仏具の一例4 奉納仏具の一例2
住職になって間もない頃、「あぁ、もっと本堂の中のここをこうしたいな。」とか、「境内にあれがあったらもっと見栄えがいいのになぁ。」と思う事がたびたびありました。不思議なものでそれからしばらくすると、ある方がふいにお寺に来られ、「住職、実はなになにの為に、これを奉納したいんだけど・・・。」と自分が思っていたものを奉納して下さる方が現れるという出来事がありました。これはウソでも誇張でもなくホントのお話しかも、驚いた事にそれが何度か続いたので、ちょっぴり怖くなったおいらはいつもより沢山、感謝のお経をあげていた時もありました。
おいら達が信仰する『法華経』(ほけきょう)の中には、次の一文が説かれています。「若し人悪 刀杖及び瓦石を加えんと欲せば 則ち変化の人を遣して 之が為に衛護と作さん」。これは法華経の教えを説く者に危害が及ぼうとする時は、変化(へんげ)の人を遣わしてほとけさま、かみさまがお守りして下さるという事ですおいらはその当時このお経文を思い出し、危害を加えられた訳ではないものの、困っている未熟なおいらを変化の人を遣わせて助けて下さったのではないかと、勝手ながらに思っていました。また、「私達も見守っているから、おまえももっとがんばりなさいよという、ほとけさま、かみさま、ご先祖さまからのメッセージではないかとも今も受け止めています。
とりあえずよそ様まで心配する余裕もなかったおいら。なので、まずは自分のお寺をより良くすべく、おいらも志摩房を開かれた日傳上人(にちでんしょうにん)や、おいらの親父、ご先祖さまへの報恩感謝の為にいくつかの奉納をしました。色んなお寺用の仏具を直したり新たに購入をし、それらには誰々のご供養の為になど分かるように、名前や日付が入っています。おいらが1番奉納させて頂いて良かったと思うのは、境内の敷石と舗装の工事一式です。当時のおいらは今よりも浅はかでまだまだ未熟な煩悩のとりこ工事費用は、うっとりしてしまう素敵な車が購入出来ちゃう位です。「あぁ~、このお金があれば、あっ、あの車がおいらの物に・・・と正直、物欲に負けそうになりましたが、決意が変わらぬ前に工事業者さんに連絡し施工してもらいました。某有名寺院の境内を参考に業者さんにお願いした所、見事な技術で予算通りに仕上げて下さいました。今でも境内を眺めつつ「あぁ~、車買わなくて良かった~。」と思う時がしばしばですちなみに感謝の気持ちを込めて宣伝させて頂きますが、設計・施工の業者さんとは「すごいものつくうっちゃおのCMでも有名な清水建設さんです。若造のおいらの希望を親身に聞いて下さり誠にありがとうございました
いったん考え出すと、まだまだあちこちに手を付けたい部分が出てきます。当分よそ様のお手伝いが出来るのは先になってしまうかも。ただ今は愛妻の家族のご供養の為に、仏具の奉納を計画中。奉納の施主はおいらと愛妻に愛娘モンちゃんにしようと思っています。初めての家族3人の共同作業になりそうです

奉納仏具の一例3 奉納仏具の一例5 秘かに仏具奉納を計画する愛妻とモンちゃん
※いつも多くの方に、様々な形で奉納を頂いております。この場をお借りしてあらためて篤く御礼申し上げます。合掌
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