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桜の季節が終わったと思ったら、何だか一気に夏のような気候になったのだ。5月病の前にすでに夏バテになりそうなうら順なのだ
それは朝、おいらがまさにこれから出勤という時におこったのだ。愛用のカバンを手にした時、階段の方から「ドドドーン。」「ギャ~。」と物音と叫び声が聞こえたのだその瞬間、「あっ、落ちたな。」と分かったのだ。しかもその時、愛妻は愛娘モンちゃん(10か月)を抱っこしていったので、おいらは一瞬青ざめながらすぐに階段に向かったのだ。すると、そこには・・・・・。階段の下では愛妻があおむけになってモンちゃんを抱っこしたまま倒れていたのだ。泣き叫ぶモンちゃんと、痛みに顔をしかめながら「う~、痛たたたと呻く愛妻。おいらが「大丈夫か と聞くと「大丈夫。モンちゃんも大丈夫だよ。」と弱弱しく答えたのだ。愛妻は後頭部もぶつけたようで、その衝撃で頭に付いていたプラスチックの髪留めが砕けて、散乱していたのだ。 すぐにモンちゃんの体を見回すと、どこもケガは無いようなので一安心。階段を落ちた衝撃と、愛妻の絶叫にビックリして泣いちゃったみたいモンちゃんを抱っこして、今度は愛妻のケガを確かめたのだ。頭もぶつけたみたいなので心配だったけど、それよりも背中と腰が痛いとの事。のそのそっと起き上がった愛妻の服をペロッとめくりケガを確認したのだ。少し擦り傷になっていたけれど、思いのほか軽傷だったのでこちらも良かったのだ。それでも背中と腰はしたたか打ち付けたようなので、すぐにバンテリンを塗りまくっていたのだ。
それにしても二人とも大したケガも無くて、本当に良かったのだこの階段、実はおいらも以前落ちた事があったのだ。この時は最上段から下まで落ちたのだけど、あまりの痛さにしばらく動けなかったのだ。愛妻も実家に帰っていたので、おいらは自力で這うようにして部屋に戻り、しばらくグッタリしていたのだ。我ながら自分のバカさ加減にあきれてしまい、痛みを超えて一人で笑ってしまったのだ。ふと、映画で見た 蒲田行進曲を思い出したっけ。ご存知の方も多いと思うけど、この映画は階段を転げ落ちるシーンが特に有名だったのだJR蒲田駅の発車音にも使われてるテーマ曲もこれまた有名。おいらの頭の中にはこの曲がリフレインして止まなかったのだ。どう落ちたかも覚えてないのだけど、自然と受け身をとったらしく骨折もなかったのだ。しかし、擦り傷と打ち身がひどくて、完治するまでに大分かかったのだ。おいらの好きな作家、中島らもさんは確か最後、階段から落ちてお亡くなりになったのだらもさんには申し訳ないけれど、階段から落ちて最後を迎えるというのも寂しいような、ちょっぴりかっこ悪いような気がしたのでおいらもこの時はケガで済んでまだ良かったのだ。
愛妻の階段落ちに遭遇したのは今回で2度目。一回目はまだ、新婚の頃、お泊りのお客さんがあってバタバタとお寺の中を動いていた時だったのだその時は別のもっと急な階段で、お茶セットなんかも持っていたので、さらに騒々しかったのだ。まあ、この時も特にケガもせずに済んで大丈夫だったけれど。「こんな大人が落ちてしまうような階段がある宿坊では、もうやっていけません。実家に帰らせて頂きます。プリリーなんて事にもならず、何とか今もガンバッってくれているのだ。今回も久~しぶりで、階段落ちに遭遇したけれど何事も無くて本当に良かったのだ。我が子モンちゃんをしっかりと抱きかかえ、守ってくれた愛妻の姿は「さすが母親。母は強しやっぱり、君と結婚して良かったよ。」と讃えたくなる感動ものだったのだ。しか~し、愛妻とモンちゃんを心配し、声をかけるおいらの頭の中では、やっぱり蒲田行進曲の階段落ちのシーンが思い起こされ、テーマ曲がいつまでも鳴りやまなかったのだ

階段落ちの衝撃で砕けた愛妻の髪留め おいら・愛妻・モンちゃんが階段落ちを演じた階段 愛妻に守られて今日も安眠を得たモンちゃん
※大人になってからの階段落ちはかなり恥ずかしいのだ
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