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今日は朝からポカポカで気持ちが良いのだ。睡魔と格闘中のうら順なのだ
おいらの住む身延山ではしだれ桜シーズンも終わり、お泊りのお客さんも一区切りついたのだ。それまで毎日朝から晩まで、「デモか暴動でも起こってるのですかと思う程のお客さんが来ていたのだ。身延山ロープウェイもディズニーランド並みに2時間待ちなんて事もあって、本当に暴動でも起こるかと思ったのだ。この辺の桜の見頃が終わると、今度は桜目当てのツアーやお客さん達は、北へと移動して行くのだ北と言っても山梨の北部や、お隣の長野の高遠(たかとお)辺りだけど。山梨で身延山と並んで有名なのが北斗市にある山高神代桜(やまたかじんだいざくら)なのだ。
以前からその素晴らしさを聞いていて、見たいと思いつつなかなか行く事が出来なかったのだ。今回はたまたまおいらの休みがとれて家族も用事がないので、思い切ってみんなで見物に出かける事にしたのだ。ちょうど出かける前の日にテレビで神代桜が紹介されていて、まさに今が満開との事おでかけ当日は晴天で絶好の花見日和になったのだ。今回は県内に嫁いだおいらの姉貴とメイッコちゃんも途中で合流し、一緒に行ったのだ。身延山からは車で1時間半程の距離なのだ。高速だと中央道須玉インターで降りて30分位の所。近くまで来ると、どうやら同じく桜見物らしい県外ナンバーの車や大型バスが続々と同じ方向に走っていったのだ山高というのは地名らしく、その名の通り段々と山の上へと道が続いていたのだ。民家が立ち並ぶ細い道を進むと道が開け、畑が広がりその中にたくさんの駐車した車と人ごみが見えたのだ。近くまで行くとすでに一番近い駐車場は満車で、警備員のおじさんが超山梨なまりで、「この道を下って、左へ行けし、ほしたら坂を上ると駐車場があるから、そこに停めろし。」と教えてくれたのだ言われたように進むと、そこは休耕中の畑の中。どうやら、この時期は桜のお客さん用に近くの畑を駐車場にしているみたい。周りの民家も庭が広い家は、臨時駐車場として、車を停めさせているようなのだ。早速、愛妻、愛娘モンちゃん、おふくろ、姉貴、メイッコちゃんと桜方面に向かったのだ。桜周辺はすでに人でごったがえしていたのだ。地元の野菜や軽食の露店が立ち並び、お祭りのようににぎやか愛妻とおふくろ、姉貴は花よりダンゴらしく、地元のおばあちゃん手作りの干しイモを目ざとく見付け、「うんうん、これは安くておいしそう。帰りに買って帰ろうと、何やら密談していたのだ。そんな女子チームを横目に、おいらはモンちゃんを抱っこして、一足先に桜を目指したのだ。
駐車場からモンちゃんと先を急ぐうら順 身延山から来たしだれ子桜 実相寺境内のお花畑
この神代桜、実は実相寺(じっそうじ)さんというお寺の境内にあるのだ事前に実相寺さんのホームページを拝見し、予習をさせて頂いたのだ。こちらのお寺も、同じ日蓮宗。恥ずかしながら、近年まで存じ上げなかったのだ。正面の門までは塀が続いているのだけど、なかなかの広さ。境内をぐるりと取り囲むように、ソメイヨシノやしだれ桜が植えられ、山門から本堂へと続く参道にも桜並木が続き、さながらピンクの森に囲まれているようなのだ。さらには参道両脇の境内地には鮮やかな黄色の水仙や色とりどりのチューリップも咲き誇り、まさに春爛漫といった美しさなのだおいらはモンちゃんと塀の外からその光景を覗きこみ、後から付いてくる女子チームを待ったのだ。この日はお天気も良かったので、周囲の景色も抜群に見渡せたのだ。まだ雪が残る八ヶ岳や南アルプス連峰の山並みが咲き誇る花々と絶妙なコントラストだったのだおいらとモンちゃんが素晴らしい景色を楽しんでいると、ようやく山門の前まで女子チームが到着。しかし、山門の前で生姜の砂糖漬けを売ってるおじさんにつかまり、またまた寄り道していたのだ。見ていると人数分の試食をゲットしたらしく、満足げな顔でようやく合流となったのだ。
山門をくぐると、さらに桜の密度が濃く感じられ、お目当ての『神代桜』がよく分からなかったのだ。美しい花々をバックに記念写真を撮りつつ参道を進むとうれしい発見が。1本のしだれ桜の下に、『身延山しだれ桜の子桜』と看板が立っていたのだ看板には昭和52年の4月に植えたと書いてあったのだ。おいらは「おうおう、ここでもがんばっていたか。もっと早く知り合いたかったね。」と、同郷の友に初めて会ったような気持ちでつぶやいたのだ。なんともうれしいような誇らしいような気分で、おいら達は本堂にお参りをしたのだ神代桜を見物に来られてる方がほとんどだろうけど、皆さんちゃんとお参りもされているのだ。こちでは特に拝観料などを納める訳でもなく、どなたでも自由に見学できるようでとても良心的なのだ。おいらは「皆さ~ん。こちらは拝観料も取らずがんばっておられます。お賽銭を沢山入れていきましょうね~と叫びたかったけれど、そんな勇気もないのでいつもより多くお賽銭を納め、本堂を後にしたのだ。
桜と日本人の歴史をモンちゃんに教える愛妻 実相寺さま本堂 お花見とビールの近代史についてモンちゃんに語るうら順
すると、ちょうど参道を遠足の幼稚園児達が大勢やってきたのだ。まわりのお客さん達もかわいい園児達にますます笑顔になっていたのだおいら達は園児達のあとに続き本堂を背に右側に向かったのだ。すると、境内の隅の方にひときわ大勢の人だかりが出来ていたのだ。近付くと、そこには念願の神代桜の姿があったのだ。さすが日本最古の桜と言われるだけに、その貫禄たるや見事なもの。樹齢2000年と言われる桜は、花こそ少ないものの日本一の太さの幹は木と言うよりは何か巨大な生き物のようなのだ。おいらはジョニー・デップが出た『スリーピーホロウ』と言う映画に出てきた巨木を思い出したのだ。(気になる方は見てみてね。)一時、スピリチュアルなテレビがはやった時に、巨木に触るとパワーをもらえるなんて事をやってたけど、こちらの神代桜は触らずとも、見ているだけで2000年生き続ける命のパワーを頂けそうなのだこの桜が今まで生き続けている事にも感動したけれど、桜を守り続けてきたお寺の皆さんや多くの方々の事を想うと、皆さんのご努力に一層感動が深くなったのだ。モンちゃんも神代桜にあやかって元気にたくましく成長するよう、桜にお願いしてきたのだ
帰り道、女子チームのもう一つの目的、干しイモ購入の為、最初に寄った露店に行ったのだ。すると残念ながらすでに売り切れ。「あ~、先に買っておけば良かった。」と本当に残念そうに言っていたのだ。戻ってみると、確かにちょっとの間に駐車場は車が倍以上に増えたようで、人もあふれかえっていたのだ。「これはひょっとすると、身延山よりもお客さんが多いかも。」と驚いてしまったのだ反省会で健康ランドに寄ったけれど、いつまでも干しイモを買えなかった事を悔やんでいた、心底花よりダンゴな女子チームだったのだ

山高神代桜1 山高神代桜2 神代桜と干しイモを逃した女子チーム_
※神代桜もさることながら、境内の花々も一見の価値あり。ここまで境内を整備されたご住職さま、檀信徒、関係の皆様にただただ頭が下がる思いなのだ
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