Menu
ようやく空気が暖かみを帯びてきたようなのだ。でも、厳しい寒さの影響で、今年はしだれ桜の開花も遅くなりそうな気配。今からお花見が楽しみなうら順なのだ
先日、毎年恒例の人間ドックに行ってきたのだ。いつも行くのは2月か3月頃。おいらがうっかり忘れていても、おいらのスパルタ健康管理人である愛妻が、ちゃ~んと予約をしてくれているのだ近年は愛妻とおいら、いつもの人間ドック仲間のプリーストタイガーくんの3人で行っているのだ。でも、去年からは愛妻が愛娘モンちゃんを妊娠、出産したのでおいらとタイガーくんの2人で行く事に
当日は6時半にタイガーくんの愛車、『東インド会社シマトラ号』で、おいらのお寺を出発。甲府駅のそばの病院なので、1時間はかかるのだ。道中、結婚式を間近に控えた、タイガーくんのおのろけとも、マリッジブルーとも取れる質問に適当に応えてあげていたおいら。楽しそうに近況報告をしてくれるタイガーくんに「お坊さんは結婚していいのですかとか、「アイルランドの女海賊オーマリーは、結婚は、デザートより前菜が美味しいコース料理であるなんてのたもうっておるよん。」などと言ってからかっている内に、あっという間に病院に着いたのだ。
人間ドックは朝8時位から受け付けてくれるので、ありがたいのだ。すでに1番乗りのおばちゃんがいて、おいら達は2番手。ドック用のパジャマ風な服に着替えると早速スタートなのだ。もう、7年位は来ているので看護師のお姉さんやおばちゃん達も見慣れた顔ばかり年1回の事だけに、元気そうな皆さんの姿を見ると、何だかうれしいものなのだ。タイガーくんも婚約以前は、白衣の天使を前にして、ちょっとギラツキ風な目付きだったけれど、今回は素直なおじいちゃんみたいに看護師さん達におりこうに従って検査を受けていたのだ
身長や体重、視力測定なんかを終えて、次においらは検尿をするように言われたのだ。しかしここでまさかのアクシデント発生。おいらは検尿用の紙コップを、便器の中に落としてしまったのだ。しばしぼう然とするおいら「落としちゃったのでもう一個下さい。」なんて言うのもかっこ悪いし、みんな忙しそうにしてるしマイッタなぁと、プカプカ浮いている紙コップを見つめていたのだ。悪い事は重なるもので、そんな時にドアをノックする音が。次の人が待ってるらしく、意を決したおいらは紙コップを拾い、トイレットペーパーで拭くと検尿して提出してしまったのだ。「きっと色んなバイ菌が付いてるから、検査した人はビックリするかもなぁまっ、いいか。」と、ちょっぴり不安を覚えながらも、のんきに次の検査に向かったのだ。
その日はドックも空いていて、11時には全ての検査が終了。お楽しみのお弁当タイムになったのだ。朝ごはんも抜きなので、結構ボリューミーなお弁当も完食。食後にはコーヒーや紅茶も飲み放題なので、のんびりと検査結果を待ったのだしばらくするとみんな集められ、検査結果が配られたのだ。おいらの結果はいつも通り。肝臓がアルコールで疲れている事を示す数値、ガンマGTPが少し高いのみであとは問題なし。去年よりも少し上がっていたので、やっぱりねと思ったのだ。この所、行事続きやモンちゃんを見ながらの晩酌がおいしくて、ついつい飲み過ぎていたのだ。横のタイガーくんを見ると、「う~ん、コ、コ、コレステロールがとつぶやきながら厳しい表情をしていたのだ。どうやら悪玉コレステロールが悪役らしい働きっぷりをしているらしいのだ
最後にお医者さんの検診と、看護師さんから詳しい説明とご指導タイムがあるのだ。「佐藤さん、毎年変わってませんね。ほぼ健康です。でも、お酒の量は控えましょうねお子さんも出来たようですし。どれくらいまで減らせますか?じゃあまず、ビールは1回大瓶2本までにしましょう。できますか、できますかと約束をせまる看護師のお姉さん。おいらの説明は、終始お酒の量を減らす約束の会話で終わってしまったのだ。「いやぁ、難しいなぁ。でも、愛妻とモンちゃんの為にがんばりますでは、指切りげんまん。」と、指切りはしなかったけれど、来年の肝数値の改善を約束してきたのだ。着替えを済ませ、相棒のタイガーくんを待っていると中々戻ってこなかったのだ。20分程してようやく戻って来たので尋ねると、対悪玉コレステロールせん滅作戦について、指揮官の看護師お姉さんと作戦を練って盛り上がっていたとの事。「戦況はかなり我が方に対して不利な状況であるようであります。場合によっては、私目の威信をかけた、最後の総力戦になるやもしれませんと神妙な面持ちでおいらに報告してくれたのだ。
アルコールと悪玉コレステロールの不健康タッグにフォールされた感の2人。ちょっぴり肩を落としながら、2人で「まぁ、もう四十路も近い事ですし・・・。」「みんな何かしら悪いとこもあるでしょ・・・。」と傷を舐め合いながら病院を後にしたのだ。その晩は慰労と反省会をかねて健康ランドで1泊したのだ。晩御飯ではコッテコテの料理と6本目の瓶ビールを前に、「かかってこいやコレステロール「タイガーくんよ、ドイツのリヒテンベルクおじさん曰く、結婚とは、熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わるらしいぞと、よく分からない会話を交わした意思の弱い2人なのでした。

   モンちゃんを抱っこし、秘かに子作りを誓うタイガーくん   東インド会社シマトラ号の雪を落とすタイガーくん
※翌朝はウソのような大雪に、おいら達の行いの悪さを反省したのだ
  • -
  • -