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お久しぶりです。おもて順です東日本大震災から早くも2週間が過ぎようとしています。未だに被災者の皆様を始め、原発の事など厳しい状況が続いています。世界中の皆さんが、犠牲者の皆さんのご冥福と速やかな復興を祈って下さっています。おいらも非力ながら震災の日から毎日祈りを捧げております
あの日以来、ちょうどお彼岸にも当たりおいらは喪に服す意味で、ブログをお休みしていました。今、おいらの住む身延山では、有名なしだれ桜が咲き始めました。例年ですと全国から大勢のお客さんが訪れ、大変なにぎわいとなります。しかし、震災の影響でほとんどと言って良いほどお客さんもいらしていません。近隣の宿泊施設も軒並みキャンセルとなり、おいらの宿坊も例外ではありません。しだれ桜とお参りを目的に来山を楽しみにされていた海外の信徒さんも、残念ながら参拝をあきらめざるを得ない状況になってしまいました。
ですが、今は皆さんで耐え、がまんし、支え合う時でありますお亡くなりになられた方、被災された方の事を思えば、私達の多少の不自由など取るに足りない事であります。
「来年も桜は咲くんだし、必ず来年は行きますから。」と多くのお客さんがおっしゃって下さいました。そういった皆さんにご覧頂いたり、パソコンや携帯電話が使える環境にはないかもしれませんが、被災された皆さんにも少しでも楽しんで、元気を出して頂きたいと願いを込めてまた、ブログを再開したいと思います
   しだれ桜防御の杭  杭を運ぶ親方一派  シカ防御ネットに守られるしだれ桜
さて、おいらは昨年志摩房の裏山に51本の紅しだれ桜を植えたお話をしました。少しですがその桜が早速、開花したお話もしました桜が無事に育っているか部屋の窓から見渡すのがおいらの日課です。1ヶ月程前の事。今年になって桜の周りに竹が生え始めてきました。おいらはずっと気になっていたので、休日の日山に入り竹を切る事にしたのです。いざ斜面を登り始めると、足元に見慣れないものが・・・。コロコロとした黒い豆のようなものがたくさん転がっていました。そう、それはシカのフンでしたおいらが山を歩いただけでも、かなりのフンが目にとまりました。シカは桜の芽を食べてしまうのですが、どうやらまだ他の広葉樹の樹を食べていたらしく、皮が削れた木が何本かありました。おいらは早速、桜を植えてくれた職人の親方に相談をしました。すると、親方は「山は広くて防御ネットで囲いきれないから、1本1本ネットで囲うずらと作戦を考えてくれました。数日後、資材を車に積んで親方と仲間の職人さんが作業にやってきました。持ってきたのは杭とネット。桜の木の周りに杭を4本打ちこんで、それをネットで囲うのだそうです。おいらが思っていたよりも杭が大きくてビックリ。なんでも、シカは立ちあがって木の芽や皮を食べてしまうので杭も長いものじゃないとダメなのだとか。おいらが見た所では1・5mから2mはありそうで、確かに太く頑丈そうな杭でありました。
まずは大きな杭をそれぞれの桜の所まで運ばなければなりません。おいらも積み下ろしだけ手伝いましたがかなりの重さですこれをかついで山の斜面を登るのはかなり困難な作業だったと思います。初日はやはり、杭を桜の所に持って行くだけで1日が終わってしまいました。
親方が見た所では桜も少し食べられていたようで、おいらは怒りと悲しみが込み上げてきました。親方達は週末しか来られないので、おいらは心配でその晩から山を懐中電灯で照らしてシカを警戒するようにしました。すると、初日にシカの姿を発見外が暗くなって間もなく、夜7時頃の事でした。懐中電灯に照らされると、シカの目が反射しているのが分かります。おいらはダメいぬコロンくんを放ち、シカの所まで山を一緒に駆け上りました。コロンくんもおいらが桜を想う気持ちが分かるのか、闇夜の中をシカに向かって吠えながら追い払ってくれました夜中にまた現れているかもしれませんが、それからは今の所おいらはシカの姿を見ていません。
親方も着々と作業を進めて下さり、ネットで囲う桜も残りわずかとなっています。費用も当然、多少はかかりますが、数十年後、数百年後の絶景の桜を眺め、皆さんが喜んで下さる事を想えばどうって事はありません。今回の震災の犠牲者の方のご冥福と被災地の早期復興の願いも、植樹したしだれ桜に込めて、これからも桜を見守って行こうと思います

     防御ネットの出来栄えをチェックするダメいぬコロン     おまけ・今頃咲いた志摩房の河津桜
※身延山のしだれ桜もいよいよ開花し始めました。今年は若干遅めの開花となりました。今年、来られなかった皆さまの為にも、またブログで桜の様子をお伝えしたいと思います。ご期待下さい
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