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めでたいねぇ~うら順です
何がめでたいかっていうと、仲間の後輩、けん坊がきのう、結婚したのだ
けん坊は、おいらの近所のお寺の住職。お父さんを中学生の時に亡くして以来、がんばってお寺を守ってきたのだ。
おいらも式のお手伝いをしたけれど、お坊さんなので、世間一般では珍しい自分のお寺の本堂で仏式の式を挙げたのだ。おごそかで、それはそれは素敵な式だったのだ。チャペルもいいけど、きらびやかな本堂で、指輪やお数珠を交換する仏式も日本人には特に、素敵で合ってると思うんだけどなぁこれから結婚をする皆さんは、仏式もおススメだよ。ドレスは披露宴で着ればよいし。
ところで、けん坊夫妻の馴れ初めが、ちょっぴり不思議なのだ。前にも言ったけど、おいらは身延山の奥之院というお寺に勤務してるのだ。実はけん坊も一緒なのだ。奥之院には常護堂(じょうごどう)といって、その昔、日蓮聖人がこの身延山に登られた時に、その道中を陰に陽に御守護されたという常護大菩薩(じょうごだいぼさつ)をお祀りしたお堂があるのだ。
けん坊はある日、そのお堂でいつものように読経をしていたのだ。ふと気が付くと、後ろに父親と娘さんらしい二人がお参りをしていたそうな。けん坊は、初めて身延山を訪れたという親子に常護さまの由来をお話しすると、いつしか色々な話題に広がり、すっかり話しこんでいたらしい。けん坊は何事もなく、その場では親子と別れたのだ。しかし、その後も親子はまたお参りに来るようになったのだ。時にはお父さん一人で、また娘さん一人で。私も山の仲間も知らないうちに、けん坊は娘さんと仲良くなっていたようなのだ。そして、あれよあれよという間に結婚まで話は進んでいたのだ。
仏縁(ぶつえん)という言葉があるのだ。それは、ほとけさま、かみさまのお取り計らいによって、結ばれる不思議なご縁の事。うら順は久しぶりで、けん坊夫妻の出会いから結ばれるまでのあっという間の出来事を見て、仏縁という言葉を実感したのだ今回のご縁は常護さまのお導きなのかしら。なかなか、心憎い事をなさる神様なのだ。
どうぞ、素敵な出会いをお求めの方、身延山奥之院・常護大菩薩様にお参りなさって下さい。
披露宴の美酒を、ことのほかうまく感じたうら順なのだ

常護堂(じょうごどう)
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