Menu
おいら達が走る季節がやってきたのだ。もう師走。今年もビールの泡が消えるように、あっという間に何となく1年を過ごしてしまったうら順なのだ
以前、おふくろが予知夢を見たお話をしたのだ。何と、今回またおふくろが予知夢を見てしまったのだ。結果的には正夢にならずに済んだのだけれど・・・。
それは1週間ほど前の事。愛妻、おふくろといつものように朝食を摂っていると、おふくろが夢を見た話を始めたのだ。おいらのお寺の前には久遠寺へと続く、ひなた坂という山道があるのだ。犬が激しく吠える声がしたのでおふくろがひなた坂の方を見ると、ダメいぬコロンが2匹の犬と凄まじいケンカをしていたらしいおふくろは驚いて「コロン、ダメダメ、こっちこっちと声をかけると、2匹のワンコは立ち去り、全身血まみれのコロンくんが坂をよたよたと下って来たと言うのだ。おいらは「朝から縁起でもないと思い、その場は会話をさらりと流したのだ。
2、3日後、職場に行くと上司が飼っているワンコが野良犬に襲われた話をしたのだ。上司はすぐそばのお寺さん。庭でワンコをつないでいた所、見慣れないハスキー犬のようなワンコが現れ上司のワンコを襲い、止めに入った知り合いの奥さんにも咬み付いたというのだ。上司のワンコは治療の為入院してしまったのだ上司の話ではそのワンコは茶色で首輪をしていたみたい。上司の推測では猟犬がはぐれたか、捨てられたのではないかとの事。上司は怒りで肩を震わせながら、「佐藤くん、きっとまだ近くにいるから気を付け給え。もしも現れたら呼んでくれ。クマよけスプレーでかたきを討ってやる~このヤロめ~と言っていたのだ。
その2日後、野良犬の事などすっかり忘れ、おいら達家族は「寒いよ~と震えつつ近くの日帰り温泉に行ってきたのだ。晩ごはんも済ませて7時30分頃に帰宅。帰りを待ちわびたコロンくんを庭に解放して、玄関に連れて来たのだ。「早く散歩連れてけぇ~。お腹も減った~。ワワワーンと激しく吠えるコロンくん。おいらは「ゴメンゴメン。先ずはお散歩に参りましょう。」と言いながらリードを装着したのだ。そしていざ散歩に出かけようと玄関を開けると、そこには・・・。さっきまではいなかった、茶色いワンコがこちらを見ていたのだおいらはあわててコロンくんを引っ張り、玄関を閉めたのだ。もう一度外に出ると、まだ外には茶色ワンコが。こちらに近寄るようなそぶりを見せたので、「コラ、コラーと叫ぶと裏山の方に走り出したのだ。その方向を見ると今まで気が付かなかったのだけど、何とそこにはもう1匹、白いワンコが。2匹は、立ち止まって何度かこちらを振り返ると、裏山の闇の中に消えて行ったのだ。おいらが見た所、茶色いワンコは雑種か甲斐犬のよう。大きめの中型犬といった感じ。白いワンコはラブラドール風で、大きさもそれ位やはり2匹とも首輪をしていたのだ。
     ひなた坂をさんぽする愛妻&ダメいぬコロン     白色野良ワンコ
翌朝、コロンくんが定位置のベランダで激しく吠えるので様子を見に行ったのだ。すると、境内を囲むフェンスの外側の道で白いワンコがこちらを見ながら行ったり来たりしていたのだ。おいらが写真を撮っていたりすると、しばらくして白ワンコは門前町の方に行ってしまったのだ
上司の所に現れたのは1匹のワンコ。でも、おいらの所に来たのは2匹のワンコ。おふくろの夢では2匹のワンコだったのだコロンくんは襲われる事はなかったけれど、正夢になっていてもおかしくはなかったのだ。たまたまおいらと一緒だったから良かったものの、もしもいつものように境内に放している時に、犬同士だけで遭っていたら大変な事になっていたかも。コロンくんは短足だから無理だけど、2匹のワンコの大きさなら門前のフェンスは簡単に飛び越えられる高さなのだ。ましてやコロンくんは身の程知らずな好戦的挑発犬。きっとケンカを売って、夢のような結果になっていたと思うのだ
おいらが「コロンくんよ、正夢にならなくて良かったねぇ~。きっとおふくろの夢で気を付けるように、ほとけさまが教えてくれたんだよでも、もう63のおじいちゃんなのだから、昔のようにケンカはしちゃいけないよ。おいらもケンカなんてしないのだよ。たまに愛妻としても防戦一方なのだよと話しかけると、「分かってるけど、つい昔の癖でね。旦那も男ならたまには闘い給えとおいらの目をじっと見ながら励ましてくれたのでした。
ダメいぬコロンはダメいぬだけど毎朝、おいらの朝のお経にお付き合いしてお参りをするのだ。きっとその功徳でご守護を頂いたと思うのだ

       愛妻のダスキンくすぐり攻撃に応戦するダメいぬコロン     「ケンカはしないのだよ。」byダメいぬコロン
※2匹のワンコは人に飼われていたのは間違いないのだ。人やワンコに咬み付いたのはいけないけれど、放浪するに至った身の上を考えると気の毒なのだ。早く飼い主さんの所に帰れる事をお祈りするのだ
  • -
  • -